大聖堂 カードゲーム
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わたるさんの評価
ユーザー評価:6点
プレイ数:0回
投稿者:
わたる
| 2019/05/27 23:57 | コメント(0) | トラックバック(0)
このゲームは運のゲームだ、
アンコントローラブルだ。
…と思われがちだが、
私はそれには異を唱えたいように思う。
いや、運のゲームなのだけれど。
手札としてカードを配るのだから、そこは否定出来ない。
どうしようもない手札が来ることもあるだろう。
最終的には運かもしれない。
しかし、このゲームの根本的な面白さは、
プレイヤー感でバランスを取ることだと考える。
そのためのメイフォロー、
凝ったトリックの勝敗なのではないだろうか。
1位を、ギチギチに締めていくプレイング。
というのがこのゲームは可能である。
マイナス得点のカードを気ままに放り込める。
トリックを誰が取るか操作するの簡単に行える。
トリックを取るようなカードを出したプレイヤーが、
トリックを取るプレイヤーとは限らないからだ。
(このゲーム、プレイヤーカラーと対応するスートがあり、
そのカードがトリックを取るカードなら、その色のプレイヤーが取る)
つまり、物言わぬ、政治と交渉のゲームなのである。
「私は1位のプレイヤーがトリックを取るカードを出しました。
マイナス得点のカードを入れて頂けますか?」
と、後ろのプレイヤーに問いかけるのだ。
そこには、しっかりした意思がある。
もし、そこで、
事情によりマイナス得点のカードを入れてもらえないなら、
その事情を楽しめばよい。
その、アンコントローラブルは、
つまらないアンコントローラブルなのだろうか?
しっかりと、プレイヤーが意思をもって遊ぶことで、
このゲームはある程度のコントロールをすることが可能だ。
その邪悪なコントロール感を、
それでも思い通りにさせないアンコントローラブル感を、
私は楽しみたい。
プレイヤーは選ぶ。
だが、多くの他のゲームでは味わえない感覚を、
プレイヤーに与えてくれるのではないだろうか?
…とは思うのだけれど、マメじゃないよの方が、
シンプルで同じ遊びをさせてくれるように思うので好きだ。
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