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  コメント   シミーズさんの評価
  評価   ユーザー評価:4点 プレイ数:3回
投稿者:シミーズ | 2010/07/22 19:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

アクションカード起点の短時間カードゲーム。
場に並ぶ建物を、建築資材/労働者/お金という3種のリソースを組
み合わせて購入していく。これらのリソースはわかりやすさ以外に
種類分けされている理由は特になく、たとえばすべて「建築資材」
にしてあっても同じだった。
また、建物に特殊能力はなく、単純に得点。複数枚集めるとどうか
なるわけでもなく、額面通りの点数だ。

というわけで、これらの要素は非常に淡泊で面白味はない。
おそらくは短時間化するために、徹底的にシンプルにしたのだろ
う。
かわって力点は、メインとなるアクションカードの取り回しに置か
れている。
すべてのリソースは13枚のアクションカードを使って獲得してい
く。この出し方が確かに特徴的だが、しかしそこから起こるだろう
はずの、このゲームならではの「妙味」のようなものがなかった。

というのも、他プレイヤーの様子をうかがって、数字を選ぶのは当
然として、建築資材はランダムで出てくるし、アクションカードの
中には「奪う」カードが何枚か混じっているし、私には何がどうな
るかさっぱり読めない。
手近なところで獲得できる建物を狙っていくことになるか、漠然と
リソース集めをすることになるのではなかろうか。
そうすると、読み合いというのは、先手をとるか、後手をとるか、
もうそのくらいの単純なレベル。あまりに淡泊だ。

最近、短時間でできる、というのがキャッチフレーズ化しているよ
うに思う。
要素を削いでいくのはドイツゲーム界においてはとても重要なこと
なんだと思うが、最近のものは何か大事なものまで削いでしまって
いるのではなかろうか。
結果としてどれも似たようなものが出来上がっているような・・
ひっかかりがなくて、非常に丸い。
これは、たとえば「カロリー0」のコーラなんかと似ているような
気がして・・・・まあ、受け手の我儘ではあるけれど。

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