チケット トゥ ライド
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けがわさんの評価
ユーザー評価:4点
プレイ数:4回
投稿者:
けがわ
| 2005/12/13 15:17 | コメント(0) | トラックバック(0)
個人的には、このゲームがなぜこれだけ評価されているのか不思議である。ラミーの質の悪いバリアントとしか思えない。
プレイ時間が少々長い割に最後のチケット達成か否かでプラスかマイナスになるところなどは非常に大味。得点のスキームもなにがやりたいのかデザイナーの意図がつかめない。1、2、4、7、10、15というのはどういった意図なのだろうか? いずれにせよ、5か6の長距離を押さえていくのが最も効率が良いのは明らかで、よってひたすら手札を溜め込むという非常に退屈な展開になる。またスートが無駄に多いので、山札から取ることばかりとなり、焦げ付く展開になり易い。ルートが多すぎるので、相手の邪魔もあまり出来ない代わりにさしたる緊張感も無い。そういったプレイヤーインターアクションは希薄である。なぜなら、すすんで相手の邪魔をしようとするにはコストが高すぎるのであり、たまに邪魔が起こるのは偶然である。結局他人のチケットの内容を知るすべはないので、どうしようもないのである。こういったランダムな個人攻撃というのはデザイン的は好ましくない。良い意味でのプレイヤーインターアクションはほとんどない。ボードゲーム初心者にお勧めとよく言われるが、全く賛成できない。個人的にはこれを勧められていたらボードゲームの良さが分からなかったと思う。
同種のカードドラフトとメルドを中心としたゲームだったら、ロンドン掠奪事件やマルコポーロの方が数段良くできている。また、ムーンの鉄道ゲームならばサンタフェの方が全員が線路を共有するので面白い。でも鉄道ゲームで大賞を取れてムーンは幸せかも。
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