帝国の夜明け
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PHYさんの評価
ユーザー評価:8点
プレイ数:3回
投稿者:
PHY
| 2010/02/22 14:10 | コメント(0) | トラックバック(0)
ワレス節全開のワーカープレイスメントです。
システム的に『タイル選択』という形に統一して判り易く抽象化してある反面、各要素が複雑に絡み合ったパスタ的感覚は、まさに重ワレス作品のそれです。
帝国タイル(各エリアへの駒配置)の存在が無ければ単に拡大再生産型の作品ということで済んだのでしょうが、これがあるお陰で戦略マルチの比重が高くなっています。
そういう意味では、『帝国の闘争』と同カテゴリに類する作品だと思います。
また、この作品を特徴づけている最大の要因は、やはり他の方々も言及されている独特のアクション選択ルールと、帝国タイルの持つ意味でしょう。
A⇒Bと次ターンのことも考えてアクション選択しなければいけない感覚は独特です。
また、帝国タイルを使用して各エリアへ駒を配置した際に、予め戦闘を行える回数が決められているというのも、戦略性・収束性の両面から見て良い縛りだと感じました。
(一般的な戦略マルチでは、侵略したエリア全てで戦闘発生することが多いため)
各特殊タイルに強弱があるため経験者と未経験者では有利不利が出るものの、拡大再生産型と戦略マルチのハイブリッドとして、比較的プレイし易く仕上がっていると思います。
それなりに時間を要するのは確かですが、戦略マルチの入門用に良い作品かと。
惜しむらくは、資源(黒ディスク)の存在意義があまり感じられない点と、海外エリア(アメリカ/アジア)の取扱いがやや曖昧な点でしょうか。
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