帝国の闘争
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ストーンRさんの評価
ユーザー評価:8点
プレイ数:1回
投稿者:ストーンR | 2009/04/27 02:33 | コメント(0) | トラックバック(0)
往年の名作「ディプロマシー」をウォーレス流にアレンジした、帝国主義とは如
何なるものだったのかを体現させてくれる傑作ゲームです。
同盟関係の陣営を競りで決めるところが画期的で、各プレイヤーを悩ませます。
互いの本国は侵略できないので、途中で脱落するプレイヤーも発生しません。
また、交渉も重要なファクターになっています。
更にお金は幾らでも借金でき、これを返済する義務がありません。
その代わりに、1から5までの数値がある「社会不安マーカー」をランダムで引か
なければならず、ゲーム終了時、このマーカーの合計値が20以上だったとした
ら、必ず敗北してしまいます。
これが抑止力になって、ギャンプルチックな面と相まって更に面白くしていま
す。
ところが‥‥。
どうも、この不安マーカーのランダム引きは、原文の英語ルールには全く記載さ
れていないものだったことが判明しました。(アークライトの誤訳)
というのも、第2部(第2戦役)に突入し、各自がランダムに引いて溜まった社会不
安マーカーを「政治改革」の効果で社会不安マーカーを捨て始め、この「政治改
革」タイルが枯渇した途端にゲームが硬直状態に陥ってしまいました。
戦闘に敗北してユニットを除去する場合にも、この社会不安マーカーを引かなけ
ればならず、そのストックは皆で捨てた「5」のマーカーばかり‥‥。これでは、
帝国主義の生命線である侵略もリスキーで誰も行えなくなります。
第1部(第1戦役)までは、とても面白かったのに、途端に詰まらない展開になって
しまいました。結局、第2部を最後のラウンドまでプレイしたところで協議終了し
ました。
「政治改革」タイルの効果も、不安マーカーを2枚ではなく、2点分捨てることが
できます。
インストとセットアップに約1時間半。協議終了したとはいえ、既に6時間半が経
過していました。
せっかく7人マックスが集って、念願の初プレイが叶ったと思ったのに、中途半端
に終わってしまい残念至極。
この間違ったルールも、4人ぐらいの人数でプレイすれば、成立する可能性はあり
ます。
とはいえ、このゲームの魅力は十二分に感じることができたので、いつか改め
て、正式ルールでトライしてみたいものです。
いずれにせよ、かなりの長時間に及ぶことを覚悟しなければなりません。面子も
選ぶので簡単ではありません。
BGGにデータ登録されているタイル配置のプレイマットを利用すれば、かなり判
りやすく整理されます。活用されることをお薦めします。
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