カルカソンヌ ディ スタッド>>コメント 評価コメントリスト     鷹村ナクトさんの評価     ユーザー評価：7点 プレイ数：5回 投稿者：鷹村ナクト | 2005/01/02 23:10 | コメント(0) | トラックバック(0) カルカソンヌ・ディ・スタッド(以下、ディ・スタッド)は、2001年にドイツ年間ゲーム大賞を獲得した傑作タイル置きゲーム カルカソンヌシリーズのゲームです。プレイヤーは古代の城塞都市カルカソンヌを舞台に、城内の都市の発展を目差します。ゲームが終了した時に効率良く都市を発展出来たプレイヤーがゲームに勝利します。手番に「1タイルを捲り配置して任意で駒を置く。」この流れは全く変わりません。しかし今回は新たに壁や塔の要素が登場しました☆。 ■カルカソンヌとどこが違うの? ?道の得点 カルカソンヌでは道のタイル枚数がそのまま得点でした。しかしディ・スタッドでは、4タイル以上の長さの道は倍の得点になります!。これは良いルールですね～☆。普通にカルカソンヌを遊ぶ時にも採用して良いのでは無いでしょうか☆ またタイル配置は「カルカソンヌ・ディ・ブルグ」で採用された 「道さえ妨げなければタイルは何所にでも置ける」というルールになっています。 ?市場の得点 カルカソンヌでの「都市」に当たるのが ディ・スタッドのタイルの緑の部分「市場」です。市場には「魚」「麦」「家畜」の3種類があり、タイルにはどれかのシンボルが描かれています。そして得点ですが、「市場はタイル枚数×市場の種類」となります。つまりタイル枚数の1～3倍となるのです。これがなかなか面白く、別々の種類を持っているプレイヤード同士で協力してタイルを配置して得点を増やす事も出来ます(^o^) ?壁の登場 ディ・スタッドではタイル配置の3分の1が終わると新たに壁の要素が登場します。 壁は各プレイヤーが1つずつ配置し、得点決算を発生させたプレイヤーから配置して行きます。そして自分の壁を配置する時に、その上に、自分の駒を配置することも出来るのです。この駒はゲーム終了まで帰って来ません!。そして得点ですが、壁の乗っている駒はその直線状にある灰色の建物を見ています。その建物1つに付き2点、歴史的建物なら3点になるのです。 そして悩ましいのが配置順番です! 壁は好き勝手に配置出来る訳ではなく、今ある壁を左右どちらかから順に伸ばすようにしか配置出来ません。その為、誰から配置すると誰が何所に壁を置き、そこに駒を配置すると?点という計算も重要になるのです! そしてタイル配置の3分の2が終わると、次からは各プレイヤー壁を2個置く事になり、ゲームが加速します☆。 また、壁によってさえぎられる事で「道」や「市場」が完成することもあります。 ?塔の登場 壁による得点決算を発生させたプレイヤーは、全てのプレイヤーが壁を配置し終えた後で、左右どちらかの壁の終わりに自分の塔を配置する事が出来ます。あらかじめゲーム開始時に、各プレイヤーは6～3個の塔を所持しています(使い切り)。 塔を配置したら、1つ前の塔までの壁の長さを数えます。それが得点になるのです☆。 自分で得点計算を発生させなければ塔は置けないのが壁の配置順番の悩ましさと相成って何とも悩ましいですね♪。 ■ゲーム終了 全てのタイルを配置する。全ての壁を配置する。もしくは左右から伸びた壁が都市をぐるりと囲みそうになる。いずれかの場合が発生したらゲーム終了になります。この時点で、都市は全て壁に囲まれた物として考えます。 この時点でも未完成の「道」や「市場」は0点です(都市が全て壁に囲まれるので、穴が無い限りあり得ません)。 最後に寝ている駒と、壁の上の駒の得点を加点して最も高得点のプレイヤーがゲームに勝利します☆。 ■カルカソンヌ・ディ・スタッドは、カルカソンヌのシステムをさらに進化させた傑作ゲームに仕上がっています。タイル配置の制限が道のみになった事。また「道」の得点が増え、市場は種類となった事で、通常のカルカソンヌにあったタイルの引き運でほぼ勝ち負けが決まるという事が無くなり、逆に配置する場所の方に戦略が移行しているのは非常に良い所ですね☆。 少し気になるのは壁の要素でしょうか?。雰囲気は抜群ですし、決して悪くは無いルールなのですが、これによってかなり長考するゲームに変貌しました。今まででもタイル配置を考えさせられる場面は多々あるのですが、さらなる長考は必然です。ですが欠点と言う訳ではありません。なぜなら軽く遊びたければ、他のカルカソンヌシリーズを遊べばいいのです。 木箱に入っている非常に豪華なコンポーネントです。カルカソンヌが好きな人には是非お勧めしたいですね。(^o^)/Good☆☆☆☆     この投稿へのトラックバックURL 1004