ブレットシュピール高円寺フレンズ(BSKF)の第8回例会に参加しました。月斎さん主催だった高円寺盤遊会が、2024年6月にブレットシュピール高円寺(BSK)として復活。その後、2025年3月の第4回に現在の名前になったようです。盤遊会時代からの通算だと、今回で106回目となります。2025年5月のBSK合宿には参加したのですが、例会への参加は初めて。
カロリンギ Carolingi
(説明 30分 プレイ時間 85分)
ちょうど説明が始まるところだったので、入れてもらいました。持ち主のぺぱろにさんが丁寧に説明してくれましたが、自分にはかなり要素が多くて難しいゲームです。アクションをいろいろ試してみて、ようやく流れがわかってきた感じです。
中世ヨーロッパを舞台にした、古典的な「リスク」のような陣取りなのですが、各シーズンにプレイヤーは2枚のアクションタイルを裏向きに提示します。これらのタイルは集められて袋に入れられ、1枚ずつ引かれて解決されて行きます。つまり自分のアクションタイルがいつ現れるかは運なのです。個人ボードにある自分のコマはアクティブなコマと、アクティブでないコマがあり、さらにアクティブでないコマの中でもアクティブにするために2段階かかるコマがあります。なんか面倒なシステムです。そしてアクティブなコマはボードに配置したり、コストとして使ったりするのです。
アクションタイルでは、コマをアクティブにするもの、コマを影響カードの上に置くもの、ボード上のコマを移動させるもの、戦いを起こすもの、アクションタイルを増やすもの、など様々あり、これらが絡み合っているので把握が大変でした。
自分は現在のドイツにあたるザクセンのオストファーレンが拠点で、早速エッセンがあるヴェストファーレンやその南にあるヘッセンを制圧しましたが、ゲーム終盤までずっとソロプレイという感じでした。もっと積極的に戦いに行った方が良かったのかもしれません。最後は終了条件を達成してそれを鳩のアクションタイルで宣言したyoshiさんの勝利。同時にぺぱろにさんも鳩を仕込みましたが、間違いだったそうです。6人でダウンタイムも短く遊べるという意味では貴重なゲームだと思います。
結果:yoshi 勝利、(他、ぺぱろに、ひろぴ、もる沢、はっくつ、自分)
シージ オブ ルーンダー Die Schlacht von Runedar
(説明 20分 プレイ時間 80分)
協力ゲームの「シージオブルーンダー」です。今回は拡張プロモは使わずに初級の瓦礫6個で遊びました。この条件で勝てたのは1回だけなのですが、結論から言うと、今回もやはり勝てませんでした。
時間を司るオークデッキはグラデュエーションデッキで1−5までは10枚ずつなので、これに合わせてひとつずつ石を破壊していけば良いのですが、ちょっとペースが遅かったです。おそらく内側にいるオークを全て倒せると言うカードをちょっと無駄に使ってしまったと思います。また、やはり弓に特化するプレイヤーは2人必要だと思います。いつかは中級をプロモなしでクリアしてみたいものです。
結果(初級):敗北(金塊が全てなくなる)(道化師D(東)、poi、yoshi、自分)
スウォップ! Swopp!
(プレイ時間 3ディール40分)
最後はカードゲームの「スウォップ!」です。本当は6人のチーム戦を試したかったのですが、5人なので個人戦。一番ルールを把握していない河上さんが勝ってしまいました。収束が悪いということを何人かから言われたのですが、カードを回収するシステムであり、ラウンドごとに確実にカードは減るのでちゃんと収束します。おそらく、回収をしない他のシェディング系ゲームと比べて、ということなのだと思います。
結果:河上 22、なで 21、自分 14、河原 11、道化師D 11
ゲーム・インデックス
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久し振りのミスボド本厚木に夕方から少しだけ参加しました。場所はアミューあつぎ。第38回だそうです。
10年後いつものカフェで See You in 10 Years
(プレイ時間 各15-30分)
ミスボド主催の秋山さんがデザインした協力ゲームです。各プレイヤーが伏せた2枚のカード(初級の時)が同じになるようにするのが目的です。全員同じ8枚のカードを持ち、それがカフェの特徴を表しています。ランダムに選んだ2枚を自分の前に伏せておきます。このとき、他のプレイヤーから見られないようにします。自分で伏せた2枚を確認し、それらを左からカードの数値の昇順に並べ直します。
手番には手札の1枚と伏せた2枚のどちらかとを交換します。このとき、昇順を保たなければならないので、交換には結構制限があります。そのあと、手札から1枚プレイして情報交換をします。カード2枚の合計値、数値の差、奇数(赤)の数、偶数(青)の数、2−4の枚数、5−7の枚数のうち2つの選択肢がカードに書かれており、全員が自分前の伏せた2枚についての情報を言います。
全員の伏せた2枚が一致したと思ったら、全員のカードを公開して正しければ勝利、間違っていれば敗北です。このとき、手札と伏せたカードの交換をしてからカード公開をしても構いません。
なかなか斬新な協力ゲームで、かなり楽しめました。今回は久し振りに会うK.T.さんが説明をしてくれました。1戦目は負けましたが2戦目は勝利。どちらも初級です。
遊んでいて、ちょっと「カテリーナの陰謀」みたいな感じもするし、すごく秋山さんらしいデザインとテーマだなあと思いました。次回は中級の3枚に挑戦してみたいです。
結果(プレイヤー:MASH、代官、ねねこ、自分、説明:K.T.)
1戦目(初級):敗北
2戦目(初級):勝利
ニゴイチ Nigoichi
(プレイ時間 各40分)
次に7人まで遊べるようになっている「ニゴイチ」を遊びました。場にはプレイヤーN人に対し2N+1枚の単語カードが番号付けされて並んでいます。例えば7人だと15枚の単語カードが1−15番の数字に沿って並ぶというわけです。そのうち、全員異なる2つの数値カードが配られ、それに対応する2つの単語がわかるヒントを書いて全員一斉に見せます。そして、ペアになっていない1つを探す、というゲームなのです。なるほど、似たようなゲームがあった気もしますが、なかなか面白い。
1ゲーム目は7人で、そして2ゲーム目は5人でそれぞれ2ラウンドずつ遊びました。ヒントを考えるのが難しいけど面白かったです。自分は以下のようなヒントを出しました。
消しゴム+田んぼ→減反
サッカー+イス→控え選手
テニス+アリ→女王
わさび+ゾウ→鼻
たまにはこういうワードゲームも良いですね。
結果:不明(1戦目は、K.T.、モリイ、代官、ねねこ、せりあど、MASH、自分、2戦目は不明)
終了後は本厚木のもんじゃ焼きの店へ。
第96回土嚢の会です。参加者は9名。みんなが集まるまで非アブストラクトの軽いゲームを2つ遊びました。昼食はマーブル特製のイカ焼きそばです。
コーギー パイルアップ Corgi Pileup
トリックテイクで、ラストトリックでプレイしたカードの数値がそれぞれの点数になると言うゲーム。何ディールか遊んで誰かが15以上になったらそのプレイヤーはバーストで敗北。そのときに最も高い点数になることを目指します。
トリックテイクとは言っても「五本のきゅうり」方式で、これまでより高い数値を出すか、あるいは最も低いカードを出すかのどちらかです。
相手の低いカードを出させて、最後には高いカードでバーストさせるか、など多少考えるところはありますが、特殊カードもあってあまり考えても仕方ないところも多いです。
結果:スコット 14、ぶぞう 14、じゅんこ 0、自分 0
10 デイズ イン ザ USA 10 Days in the USA
(プレイ時間 各15−35分)
前日も遊んだ「10デイズ」をスコットさん以外は遊んだことがないというので出してみました。1戦目が終わった後、たっくんが到着したのでじゅんこさんに代わってもらってもう1戦。みんな結構楽しんでくれたみたいです。
結果
1戦目:自分 勝利、(スコット、ぶぞう、じゅんこ)
2戦目:たっくん 勝利、(スコット、ぶぞう、自分)
アッパーハンド Upper Hand (パートナーシップ)
(プレイ時間 各30−35分)
数ヶ月前から遊ぶ機会を伺っていた「アッパーハンド」の4人戦です。このペア戦のルールは「ラプラス/モザイク」を出版している大沼さん考案でとても面白く、結局プレイヤーを変えて3回も連続で遊んでしまいました。どのタイミングで2対1の構図に持っていくのかが悩ましいですね。「モザイク・クオ」として4人用も出ているので、もっと広まってほしいものです。
結果
1戦目:Koba&たっくん 3(勝利)、自分&タクヤ 0(敗北)
2戦目:道化師&しのだけ 6(勝利)、たっくん&自分 0(敗北)
3戦目:土井&自分 5(勝利)、中村&スコット 0(敗北)
どすこい! 押相撲さん Dosukoi Oshizumo-san
(プレイ時間 20分)
同人のアブストラクトで、かなりダイナミックに動けるゲームです。1回だけ使える特殊能力が5種類あり、それらを把握するのが結構大変でした。自分はあまり面白さがわからなかったのですが、周りでは評価が高かったので、もう1回ちゃんと目が覚めている時に遊んでみたい。
結果:スコット 勝利、自分 敗北
シベリア横断鉄道 Trans-Siberian Railroad
(プレイ時間 120分)
前回Kobaさんに遊ばせてもらってなかなか面白かったゲーム。運の要素ゼロなので、ある意味でアブストラクトゲームの範疇です。
しのだけさんと道化師さんが途中まで同じ株で差がついていなかったのですが、中盤で株の買い方に差が出て最後はかなり差がついたのは意外でした。今回は無駄遣いせずに結構良い株を買ってうまく経営していったと思うのですが、また2位でした。簡易18xxという感じで、株の売却はできず、色々と簡略化されていますが、18xxでいうところの株式ラウンドと運行ラウンドとまとめたのは面白い試みだと思います。ウインサムゲームズの他のゲームも、いずれは遊んでみたいですね。
結果:しのだけ 305、自分 293、Koba 292、道化師 258、たっくん 235
ハバナ Havannah
(プレイ時間 各15−45分)
最後は、久し振りに持ち込んだ「ハバナ」です。コネクションゲームでヘックスヘックスボードのゲームは多いので、細かいルールはすっかり忘れていましたが、製品版が西ドイツから出ていたこともあり、なかなか良いゲームだと思います。
手番には1つずつコマを置いていくだけです。以下の3つの勝利要件のうちいずれかを達成すれば勝利です。
リング:環状に空白か相手のコマを囲う。少なくとも1ヘックスを囲まなければならないので、最低7ヘックスの大きさとなる。
ブリッジ:ボードの角6ヘックスのうち2ヘックスを繋ぐ。
フォーク:任意の3辺を繋ぐ。この3辺は隣り合っていても対辺でも構わない。ボードの角の6ヘックスは辺に含まない。
まずは道化師さんと2戦し2敗。これは悔しい。その後、Kobaさんとしのだけさんと対戦し、これら3戦は勝利。同系統の「クロス」と遊び比べてみたい。
結果
1戦目:道化師* 勝利、自分 敗北
2戦目:道化師* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分 勝利、Koba* 敗北
4戦目:自分 勝利、しのだけ* 敗北
5戦目:自分 勝利、しのだけ* 敗北
遊んだゲーム数は少なめですが、アッパーハンドのパートナーシップ戦や、シベリア横断鉄道などとても楽しめました。また、来月!