インドネシア>>コメント 評価コメントリスト     PHYさんの評価     ユーザー評価：10点 プレイ数：13回 投稿者：PHY | 2006/06/21 22:35 | コメント(0) | トラックバック(0) 非常に密度の濃い戦略ゲームで、充分没頭するに値する作品だと思 います。 確かにそれなりにプレイ時間は掛かるものの、これほどの濃密な内 容の作品が3～4時間程度できっちりと収束する点は秀逸の一言。 良くも悪くも、『合併』という要素がこの作品に独特の個性を与え ていると思います。 この合併が展開を大きく変えるインパクトを伴っているため、これ が原因で一気に流れが変わることも少なくありません。 しかも、合併に関わったプレイヤーは吸収した側/された側の双方 が何かしらの恩恵を受けられるため、序盤に凹んでいたプレイヤー でも合併に絡むことで戦線復帰の起点になっている点が素晴らしい と思います。 基本はピック&デリバー系ですが、生産系と運搬系に大別される会 社の設立バランスや会社の合併による経営拡大と現金収入のタイミ ング、また各能力値の拡張順や手番順の重要性など考える要素はそ れこそ無数にありますし、各プレイヤーの思惑によって手番順や各 都市の出現位置等が変わるためマルチ的な要素も含んでおり、あら ゆる駆け引きが水面下で存在している点に秀逸さを感じます。 当初はルールの全容がイメージしにくかったり、ボードやタイルが 判別しにくかったり配置が大変だったりと、プレイアビリティの面 では少々残念な点もありますが、それを補って余りあるほどの魅力 を持った作品だと思います。     この投稿へのトラックバックURL 3370