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  コメント   りんさんの評価
  評価   ユーザー評価:8点 プレイ数:2回
投稿者:りん | 2025/04/20 14:54 | コメント(0) | トラックバック(0)

プレイヤーは不正AIとなって、3つのプロトコルを相手より先に完全理解(コンパイル)することを目指します。格好いい。
ルールというかゲームの説明動画を見たとき、「ネットランナー」みたいな感じを受けて、即購入した2人用ゲーム。

やってみた結果は、「ネットランナー」というよりも、「バトルライン」の亜種という感じでした。

12種類のプロトコルと呼ばれるデッキがあって、それを各3種類ずつ選んだらゲーム開始です。
プロトコルごとに、他のカードよりも大きな数字が入っていたり、相手の妨害が得意であったり、カードの移動が得意であったりと、いろいろ特徴があって、そこから、自分なりの戦略がはじまっています。でも、ゲーム前にデッキを1から構築するのとはちがって、3種類を選ぶだけなので、なかなか簡単です。

自分の前と相手の前に対面するプロトコルに対応した3つの列があります。

カードには、それぞれどのプロトコルのカードかとカードのランクの数字と特殊能力がかかれていて、それぞれの列にプレイしていきます。
基本的に、カードは自分の側の対応するプロトコルの列に対応するプロトコルのカードしかプレイすることはできません。
ただし、カードを裏向けにプレイすることもできて、そのときは、特殊能力はなくなり、ランク2に固定になりますが、どのプロトコルの列にもプレイすることができるようになります。

それぞれの列で、相手よりも先にカードランクの合計が10以上になるようにおいたら、その列がコンパイルされたことになり勝利に近づきます。
コンパイルされると、その列に置かれていたカードは1度リセットされて、どちらかのブレーやーがすべてのプロトコルをコンパイルするまでゲームが続きます。

基本、戦うのは列ごとというところが、バトルラインと似ていますが、役を競い合うのではなくて、合計値を競い合うというところはさらにシンプルになっています。

ただし、このゲームの特徴は、そのシンプルさの上に全カードに特殊能力がかかれているところです。
カードの特殊能力は、ランクの小さいカードは強力で、ランクの大きなカードほど弱くなっている(時に自分に不利益になっている)感じです。
カードには、上段・中段・下段に特殊能力がかかれています。
カードは、それぞれのカードのランクが見えるように列ごとにずらして重ねて置いてきいます。
このとき、上段の特殊能力は、見えるようにずらして置かれ続けて、効果を発揮し続けます。

中段・下段の特殊能力は、見えなくなると効果を発揮しなくなったり、そもそも、永続的な効果がなかったりします。
ただ、曲者なのは、この中段・下段の効果は、プレイされた時だけではなくて、覆っていたカードがなくなってテキストがオープンになったときにもう1回効果を発揮したりします。
だから、自分や相手の列にあるカードを移動して、覆われていたテキストがオープンになったときに、効果を発揮させることができます。

相手のカード効果をオープンにして手札を1枚捨てさせたり、以前配置したときに使った自分の強力な特殊効果をもう1度使いながら、他の列にカードを移動して戦線を強化したりできます。

特殊能力も、各プロトコルごとに、めちゃくちゃ大きく違うということはないのですが、少し変わるだけで、作戦はけっこう大きく変わってきます。

この特殊能力のまわりの処理が、若干独特なところもあって、プレイするときには、FAQ(なんと、ルールプックより分厚い)を見ないとわかりにくいところがあるのが、とっつきにくいところでもあるのですが、それでも、わかればシンプルで、可能性を感じるゲームです。

今は、とにかく、いろいろ試してみたい気持ちが強いです。

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