闇の怪盗
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わたるさんの評価
ユーザー評価:7点
プレイ数:0回
投稿者:
わたる
| 2019/05/27 23:37 | コメント(0) | トラックバック(0)
これはもっと評価したいのだが、難しい。
というのも、
とてもおもしろそうなアイデアを出しながら、
それがゲームとしてどれも浅い部分でしか提示されず、
なんとも物足りない作品となっているからだ。
グルナウはデザイナーとしては中堅どころ。
(ゲームの作り方を)知らないはずはない。
どうしてそんなことをしたのだろう?
考えすぎかもしれないが、
もともとのゲームのあっさりした
(誰とでも、そんなに頭を使わないで遊ぶ)
部分を強調したかったのだろうか?
たしかに、クニツィアのカードゲームのように、
いつも頭をきりきり使うのはしんどい。
カードゲームは本来、
気楽にわいわいがやがや出来るものだった、
という考えはわかるが、
おもしろい素質を秘めているゲームだけに惜しい気分にもなる。
―ここまでは、とあるレビューを抜粋したものです。
http://www.groupsne.co.jp/user/essay/g-diary/08-05.html
このレビューに感銘を受け、
私の中の、闇の怪盗に対する思いを書きたくなりました。
おそらく、このゲームをプレイしたプレイヤーは、
どこかでユーロゲーム、ジレンマを求めていたのではないでしょうか。
遊び方が違うように思います。
上記に挙げさせてもらったレビューでも言われている通り、
このゲームは誰とでも、イージーに遊べるゲームなのだと私は思います。
筆者はそれが残念と感じたようですが、
私はそうは思いません。
現代では、こねこ爆発、テストプレイなんてしてないよ、のような、
坊主めくりを楽しませようとするゲームが数多く生まれ、評価されています。
この、闇の怪盗(挙げさせてもらったレビューでは、まぼろし盗賊)は、
そういったゲームの先取りと言える作品だったのではないでしょうか。
こんな、バカになれるゲームを楽しめて、
でも、古めかしいユーロなデザインが好きだという、
ニッチなプレイヤーたちに、
今この時代だからこそ愛される作品なのではないかと考えます。
私はこのゲームが大好きです。
…ですが、それはそれとして、
同じ層に向ける作品の完成度としては、ノイが一番高いように思います。
ノイをやればいいです。
私の文章を読んで、闇の怪盗を探して買う必要は無いと思います。
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