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ユーザー評価:8点 |
プレイ数:7回 |
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投稿者:ひろぴ | 2017/11/27 14:35 | コメント(0) | トラックバック(0) |
宇宙版テラミスティカ。
惑星が土地で,その間の宇宙は川のような扱いになっている。
宗教トラックは,6本の研究トラックに代わっており,船やスコップもその内の2つという扱い。船やスコップの他にも,そこを伸ばすことで即時ボーナスや定期収入が得られるようになっており,どの技術から延ばしていくかの選択が悩ましい。
恩恵タイルはゲーム開始時にランダムでこの6本の研究トラックに割り当てられ,トラック自体を上げるアクションの他,このタイルを取ることでも割り当てられた技術が上がる仕組み。
また,一定数のパワー駒をそのラウンド中一時的に凍結することでしか得られない特殊な土地があるのもテラミにはない特徴。また,町を作るためには,町を構成する駒の隙間をパワー駒を破棄することで埋める必要があるなど,全体的にパワー駒の存在意義が大きくなっている。
最終得点タイルは6つあるうちの2つしか使わないため,このタイルの組み合わせにより,ゲーム毎に異なる動きが要求される。
全体としては,封殺され手詰まりの状況が生じにくいように盤上の陣取り部分を緩くしたり,宗教トラックの順位点を無くしてレベルに応じた得点にするなど,今のトレンドに合うようにインタラクションを最低限に抑えた現代風テラミスティカという印象。
モジュラーボードや恩恵タイルの割当の違い,最終得点タイルの選択など,リプレイ性はテラミスティカと比べても抜群。
テラミとのルール上の違いは15%程度なのだが,その部分がもたらすプレイ感の違いはその数字の倍以上位はあるように思う。
テラミという存在がなければ衝撃の話題作になり得た作品。
2人プレイでも問題なく面白く,このような人数調整とリプレイ性の高さで加点した。
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