エルドラドを探して
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マクベスさんの評価
ユーザー評価:7点
プレイ数:2回
投稿者:
マクベス大佐
| 2017/08/31 02:01 | コメント(0) | トラックバック(0)
クニツィアがドミニオン式デッキ構築システムを用いて作ったゲーム。
およそ本家から9年の時間を経てようやく納得のいくデッキビルドゲームができたのだろう。
レースゲームと組み合わされていてカードの枚数を調整するだけで
こんなにプレイヤー間の相互作用を産めるのは流石だと思う。
これだけでもドミニオン発売後に雨後のタケノコのように発売されたドミニオンクローンとは一線を画するように思う。
カードの効果はとてもシンプルで複雑すぎるものはなく、本家に比べるとまず買われないレベルの弱いカードはないように思う。
基本はデッキを強くするか移動するかの二択で悩むゲームで、両方行うのはなかなか難しい。
市場にカードを追加するシステムも特定種類のカードを枯した人間ができないあたりもバランスが取れていて好感が持てます。
カードの購入も各カード3枚までしかなく、4人プレイだと早いもの勝ちになりやすく、2人プレイでは1人が2枚抑える争いを産みやすくて絶妙な枚数に思う。
移動もリードしているプレイヤー1手しゃがむことを要求されるバリケードの除去をしなくてはならず、
一度凹むと挽回が難しいというほどでもない。この辺のバランス取りが本家と比べると一番の改良のように思う。
本家は一旦目に見えてリードされるとほぼ挽回が困難な無慈悲さがありますからね。
かといってしゃがんでいると皆に通りやすいところや急所を抑えられるので電力会社みたいな順位マネージメントゲーム的な要素もあるように思います。
この辺の駆け引きも面白くていいですね。
あとかなり大事なのがテンポ面の大幅改善ですね。本家はチェインコンボよろしく次々カードを連鎖させていく場面がありゲームのテンポを大きく損なっていますが、
こちらはさくさくターンが回る印象があります。
短所はセットアップの面倒くささですね。あとは場所食い虫です(笑)。
あとはデッキの圧縮が大事なことに気づけるかどうかも大事なのはやや初心者に優しくないかな。
あとはカード間のバランスがどうなのかもう少し検証したいかな。
本家で薄かったプレイヤー感相互作用を補完し、順位マネージメントゲームのような要素を付加し
シンプルさを損なわずにここまでまとめるのはさすがに老舗の業といっていいと思います。
本家同様の初期の中毒性は高く、もう何度かは遊んでみたいと思わせるものがあります。
また機会があれば是非遊んでみたいです。
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