秦
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マクベスさんの評価
ユーザー評価:5点
プレイ数:4回
投稿者:
マクベス大佐
| 2013/02/16 13:59 | コメント(0) | トラックバック(0)
クニツィアの陣取りゲーム。新作ゲームでありながら往年のクニツィアの良さを感じることの出来る作品。
特筆すべきはルールのシンプルさで、非常に分かりやすくすぐに肝をつかむことができる。ボードも両面あり、初心者向けといわれる鳥の面。複雑な配置の犬(?)の面がある。両方遊ぶことを考えればなかなか遊びごたえのあるゲームになっているのではないかと思います。
筆者は鳥と犬の面を先手後手で1回ずつの合計4回遊びました。
基本はタイル配置ゲームで2個以上の同色の集合を作って点数を獲得していくのだが、同色2個のタイル(ダブル)が非常に強い印象があり、ダブルタイルを多く引いた人が勝つのではないかと思うところがある。
基本的には異色1個ずつのタイル(シングル)をどううまく頃合いを見て処分していくのかというゲームではないかと思います。
村の概念はなかなか面白いが一度取られると、奪い取るのが大変なのでできるだけ先に奪い取りたい印象があります。そのため、村を取られないような無難な配置をしなければいけない場面が多いような印象があります。
最適解の概念は結構ありそうです。ただ相手がダブルを引いてないことを期待して博打的な手を打つ余地ぐらいはあろうかと思います。
近年のクニツィアにしてはよくできている作品で、黄金期の作品とくらべても遜色のない作品だとは思います。しかし、どうしても最適解の概念が気になりますし、同じタイル配置ゲームならば自由度の極めて高い『チグリス&ユーフラテス』の方が面白いと思います。
本当は6点ぐらいの価値があると思うのですが、『チグリス&ユーフラテス』と比較してしまうと見劣りしてしまうものがあります。
とはいえ『チグリス&ユーフラテス』は複雑で自由度の高い超ゲーマーズゲームなので、『チグリス&ユーフラテス』が向かない人にはこちらの方がおすすめできると思います。良いゲームなのに惜しい作品だと思います。
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