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サンタ クルーズ>>コメント 評価コメントリスト

  コメント   シミーズさんの評価
  評価   ユーザー評価:8点 プレイ数:10回
投稿者:シミーズ | 2012/04/24 17:17 | コメント(0) | トラックバック(0)

ワクワクの前半とカツカツの後半。
ゲームボードに散らばるタイルに3種の建物(灯台、教会、家)い
ずれかを置いていく。置くべき建物はタイルに描かれており、それ
ぞれ限りがある、タルバのようだ。また、置く際には対応するカー
ドを出す、アッティカのようだ。ちょっとこじつけっぽいが。

これら制限は自由と不自由の間をうまく突いている感じで、他プレ
イヤーに先んじてどんどんおいていきたい。しかし一方で、建物を
置くかわりに目的カードもプレイしなくてはならない。自分だけが
得をするように・・。どれもこれも先行したいが、そうはいかな
い。このジレンマが明確だ。

また、目的カードが手札にあると運の要素が高すぎて大味なゲーム
になることが常だが、このゲームはある程度読めるようにできてい
て他プレイヤーの目的にあわせ打ちをするようなことも可能だ。
(とはいえ運の要素はある程度高い)

そして、このゲーム最大の主眼は前後半の2ラウンド制にあり、2ラ
ウンド目にはタイルが表になっているのがミソ。これで前後半の雰
囲気をガラリと変えることに成功している。
前半は軽い探検ゲーム、後半は厳しい陣取りゲームになっているの
だ。ルール変更なくこれだけ変化するのは、見事としか言うほかな
く、先を見通せないことと運の要素が結構あることを差し引いて
も、かなり優秀なゲームだと思う。
2012年の年間大賞を射程に入れた。

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