エクリプス>>コメント 評価コメントリスト     シミーズさんの評価     ユーザー評価：6点 プレイ数：1回 投稿者：シミーズ | 2012/02/10 18:42 | コメント(0) | トラックバック(0) 壮大なるアメリカンマルチ+ユーロ的アクション選択。 大中小(という呼称はファンに怒られそうだが・・)3種ある宇宙 船(+基地)をパワーアップし量産して、他惑星を探索し、他プレ イヤーや古代文明とドンパチする。 テーマはスペースファンタジー、コンポーネントに大量のタイル、 プラスチックの宇宙船、ダイスロールによる戦闘、人数×1時間の プレイ時間・・・ どれをとってもノットフォーミーなゲームだが、やってみると非常 に洗練されていることがよくわかった。 6種のアクションから1種を選んで実行するが、このアクション選択 とリソース管理の接続が、ハンザテウトニカとエンデバーを足して 2で割った美しさ。コンポーネントを統一して煩雑さを軽減すると ともに、数字勘定をわかりやすくしているのだ。きわめて洗練され ている。3種のリソースも使い道が一本でわかりやすい。 宇宙船のパーツは、いったん研究をしてしまえばパーツ自体は無料 で、手番さえかければどんどん取れるというのもよかった。 これがパーツごとにイチイチお金がかかっていたなら面倒さが先に 立つ。そして宇宙船が強くなっていき、増えていく様子はドラステ ィックとまではいかないくらいのところにおさまっており、興奮度 とシビアさを兼ね備えた。 というわけで、手元近辺のシステムは非常に感銘をうけたわけだ が・・・ ・・だいたい褒めるところはここまでで、あとは欠点をあげつらう ことになる。 まず戦闘。6の目が出れば的中、あとは補正でなんとかしてくださ い、というのはわかりやすく、終盤まではダイスロールどんぱちも いいもんだね!という感じだったが、クライマックスで複数のタイ ルにたくさんのスペースシップが集まりだしたらお手上げ。 ゲームに対するプレイスタイルが違ったかもしれないが、わたしは だいたいの戦闘のストーリーをイメージしてそれならこれとこれで 間に合うかな、みたいな考え方をしたいのだが、これではいったい どれがどれなのかゴチャゴチャしてワケワカメだ。 また、トップを叩いてドラマチックな展開を、というのがマルチの 標語だと思うが、スペースシップの移動数が割とシビアなためか、 それとも戦争参加による得点が終盤にむかって減るからか、いずれ にせよトップ叩きの壮大な展開がマストではない。もうちょっとゲ ームからの理由付けか自由度が欲しかった。 それから細かいところでは、タイルのめくり(とボーナス)がこれ だけ凝ったゲームにあっては奇妙なくらい乱暴で、違和感がある。 それから、勝利点の把握がかなり面倒。さらに、同盟のルールはそ もそも必要だろうか・・ ・・とまあちょっとイチャモンっぽい感じになってしまったが、ピ ュアユーロ好きから見たエクリプスということで捉えていただけれ ば。楽しい4時間だったことは間違いないっす。     この投稿へのトラックバックURL 17722