ショーマネージャー
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マクベスさんの評価
ユーザー評価:6点
プレイ数:3回
投稿者:
マクベス大佐
| 2011/07/01 21:41 | コメント(0) | トラックバック(0)
カードドラフトゲームで、ショーマネージャーになり俳優をお金で買って、ミュージカルを公演し勝利点に変換していくゲーム。
テーマの再現性の高さ、資金管理・借金の悩ましさ、手軽なルール、運は強いが考えどころがきちんとあるという、ファミリゲームの模範的作品。
カードドラフトの部分は、我慢すれば値下がりしていく競りの簡略化システムみたいで、下手なシステムの競りより優れているように思う。また、2000ドルでカードリセットする金額設定も程よく、行うべきか我慢すべきか悩ましいバランスになっている。
カードの性能と構成が少々覚えにくいが、大雑把にいえばある程度の法則性があるので、全くの運ゲーともいいにくい絶妙なバランス。
ディルクヘンのカードドラフトゲームは『シュティムトゾー』といい、手軽で良いものが多い印象がある。
リメイク版では3人プレイは1人1事務所、NPCが3人と少々リメイク前とは違う。そのため3人プレイは50分程度で収束するし、3人は上下手番のみにしか干渉できないカードドラフトの黄金人数なので、もしかしたらベスト人数かもしれない。リメイク後の3人プレイは試す価値があるのではないかと思います。
NPCの点数バランスも3人では、なかなか良いバランスに設定されており、借金の時に非常に悩むようにできていると思った。
難点は何といっても運要素の高さと、手札制限の厳しさによるプレイの幅の狭さだろう。全部で132枚のカードのパラメーターは異なることが少なくないので、巡り運・引き運に大きく影響される。これは再補充のルールがあるのでそれほど気にならない。
手札制限の厳しさは後半になると、欲しいカードが限られて再補充をしないと厳しいバランスになっているが、ゲーム性と思えば割り切れるレヴェル。制限の厳しさが収束の良さにも繋がっているので、痛し痒しなシステムではないかと思います。
そんなこんなで大絶賛に少しケチをつけましたが、元々歴史のあるゲームだし、ファミリゲームの模範的作品として大いに遊ぶ価値があるのではないかと思います。
個人的には『カフェインターナショナル』と並ぶ、ボードゲームの代表的作品として良さそうな作品です。もう少し遊んで検証したいが、今のところ評価8ぐらいまでは安定して伸びそうだ。
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