ストラスブール
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シミーズさんの評価
ユーザー評価:6点
プレイ数:1回
投稿者:
シミーズ
| 2011/05/24 15:58 | コメント(0) | トラックバック(0)
三拍子揃った厳しさのあるゲーム。
特殊カードはなく、ダイスもなく、厄災もないが
やはりフェルトっぽい印象の窮屈なゲーム。
プレイ風景はごちゃついているように見えるが、割合すっきりして
いると思う。何よりスコアリングがシンプルなため見通しはいい。
お金が厳しいのはもちろんのこと、
カードを途中で使い切ってしまったら最期なので
よくよく管理しないといけないし、
そのうえコマを配置する機会もかなり限られており、
1回でも逃したらオシマイというケースもあるから
これは非常に厳しい。
特筆すべきは、アクション決定に至る過程で、
これはカード比べでおこなわれる。カードをラウンドのはじめに好
きなだけ引いておきグルーピングしておく、手番がきたらいずれか
を使用する、というメカニズム。
他プレイヤーのことを考えれば無論どんどん引いておきたいが、
しかしゲーム終了までもつだろうか・・
そして手番が回ってきたら、本当に使用していいのだろうか、パス
すべきではないのか・・
計画をたてたはずなのにミスできないシビアさがあるから、手に汗
握る展開だ。非常によくできている。
ただし問題は、ゲーム開始時に配られる目的カードで、
これが今のところ私の肌に合わない。
組み合わせによって強弱がある気がするのは
ひとまず目をつむっても、
終了時まで非公開の目的を、プレイの感じから判断できるような場
合もあり、そうしたとき仕事をする/しないで10点くらいのスイン
グがあるのはちょっと微妙だ。しかも確定的ではないから、なんと
もモヤモヤ感のある仕事をすることになる。もっとも、仕事ができ
る余裕があればの話だが。
また、そうした意図的な仕事でなくとも、
無意識の邪魔や、無意識のキングメイキングも散見され、
なんだかこういった目的カードのインタラクションが、
折角のプレイのシビアさを打ち消しているような気さえする。
まあただこれは一度のプレイでの感想にすぎないし、
エキスパート賞にノミネートされたということは、
そのバランスや耐久性は認められているはずだから、
是非とももう一度やってみようと思っている。
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