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  コメント   マクベスさんの評価
  評価   ユーザー評価:6点 プレイ数:11回
投稿者:マクベス大佐 | 2011/05/08 22:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

お互いの手持ちタイルを公開で行うパズル風ゲーム。偏見に満ちた各国の男女のタイルが見ていて面白い。

手持ちのタイルが公開なので、よくよく考えて手を打つ必要があるが、引き運もあるのでそれほどギスギスした印象は受けない。
適度に他者の情報把握能力が問われかつ、引き運もあるゲームとして、良いゲーム。
古いゲームだが入門者から上級者まで間口が広いように思う。なぜもっと早くプレイしなかったのかと後悔したほどです。

一国だけでテーブルを構成すれば、得点が多くもらえるだけでなく手持ちのタイルの上限を減らすことができるルールが面白い。
手持ちのタイルはゲーム終了時に失点になるので、ある程度は減らしておくことが理想とされるだろう。
手札上限を減らすと必然的に選択肢も減るし、手詰まりになり失点を受けるリスクが大きくなるという欠点もある。手札上限を0にするとゲーム終了するので上手く狙いたい。

ほかにも交点にタイルを出すと、大量得点の可能性があったりなど真剣勝負色の強さを感じさせないほどのダイナミックさを持つ要素があり、かつ大雑把な印象もあまりないので非常に好感を持ってます。
人数は何人でも良いが、利害関係を分かり易くさせるためには2人が入門には適している。3人でもそれほど利害把握に時間は要らないので、ゲーム馴れしているのならば3人から入っても良いですね。もちろん4人でも良く、人数を選ばないというのも素晴らしいところ。

ちょっと最適解探しの色が強いが、こういうゲームが1つぐらあってもいいかなと思える範囲。あとまだ得点トラックのない時代の作品なので、チップをやり取りして得点を表すやり方は古臭い。何かのゲームの得点トラックを流用しても良いかもしれない。

偉大なるメインストリームといった作品でまだまだ遊ぶ価値は全然あると思います。個人的にはドイツゲームでは『カルカソンヌ』や『乗車券』よりこちらの方が代表作ではないかと思うほどです。
あまりに面白いので、真剣勝負色の強いゲームなのに2回続けて遊びました。素晴らしいです。

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