カンパニーレ
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シミーズさんの評価
ユーザー評価:7点
プレイ数:5回
投稿者:
シミーズ
| 2011/03/25 17:58 | コメント(0) | トラックバック(0)
ドイツゲームのいろはが詰まったカードゲーム。
カードを出して塔を高くしていくシンプルなゲームだが、
あっちの塔もこっちの塔も、とか、チップを置くか置かないか、
といったドイツゲームらしい悩ましさが大変気楽に味わえる。
また、場札を絞る/絞られる、チップのマジョリティをとる/とられ
る、といった攻防もわかりやすく楽しめる。
カードは5色のうちのいずれかを示すだけで、数字やテキストの類
がない。これだけ切り詰めたデザインでユニークなものに仕上げて
いるのはとてもすごいことだと思う。
また、決算時には高い塔から得点が割り当てられていくのだが、
塔の高さは基本的に一目瞭然で、非常に明快。
ゲーム中も塔がぐんぐんと高くなっていく様子が素晴らしい。
ここまで相当褒めたけれども、ゲームの深さという点ではやはり
少々足りない気はする。プレイ時間30分の小品の域は出ないか。
なお、旧版と新版ではいくつかルールが違っている。
ルール量が少ない中にあっては、かなり違うという印象だ。
まず、場札からの補充に制限があったのだが、これはキッパリなく
なった。どれを取ってもいい。
妙味が薄れるかと思ったが全然そんなことはなかった。
むしろ場を絞りやすくなったという感じである。
また、決算は2回に増えた。それも2枚の決算カードが山からランダ
ムで登場する形。
割り当てられる点数にも手が加わっており、これによってひとつの
塔に固執するよりは、いろいろな塔に手を回した方がいいように思
える。
そういったわけで、どうもアラン・ムーンの手でも入ったのかな?
と思わせる作り変えだ。
リメイクは失敗に終わることが多いという傾向があるけれど、
これに関してはかなりの上方修正だと私は断言したい。
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