世界の七不思議
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シミーズさんの評価
ユーザー評価:7点
プレイ数:3回
投稿者:
シミーズ
| 2011/03/18 13:21 | コメント(0) | トラックバック(0)
ドラフトでカードを18枚選んでいくゲーム。
基本のルールはシンプル、あとはカードに依存。
これはドミニオンの、あまり語られなかったもうひとつの特徴だ。
昨年以降、このスキームをもつゲームが目立つ。
このゲームもまた同様であり、仮にルールをすべて理解していなく
ても、とりあえず可能な限りコストのかかるカードをどんどん出し
ていけばゲームになる。
こういう初心者へのやさしさ?もまたドミニオン的。
無論、間口が広ければ多くの経験者をうむことにつながるが、
私にとっては悪いことに、
カードの種類は多く、得点への経路も多岐に渡っている。
そしてこのカードの多さ、得点の多さは、
なんというか、門外不出の勝利への地図を、
包装紙で何重にもくるんでいるような印象を抱かせる。
何度もプレイしたり戦略を考えることが、
その包装紙を1枚1枚はがしていくことになるわけだが、
果たしてはがした先に、何かあるだろうか?という疑問が先立つ。
中には何もなかった!嗚呼、包装紙が・・包装紙こそが、
ゲームそのものだったのか!というエンディングを迎えそうだ。
いわばマトリョーシカ。ポーリュシカ・ポーレである。
もちろんそうであっていいし、
軽快なリズムでゲームが進む気持ち良さもある。
しかしゲームそれ自体の強度が
このゲームには決定的に欠けていると言わざるを得ない。
7人まで、手札7枚、7種のカード、7種の資源、7つの得点方法・・
この「7」のこだわりには逆に垢抜けない感じを私は抱くが、
もちろん作者の熱意は十分に感じるから好印象だ。
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