フリードリヒ>>コメント 評価コメントリスト     月斎さんの評価     ユーザー評価：7点 プレイ数：1回 投稿者：月斎 | 2011/02/10 11:20 | コメント(0) | トラックバック(0) プロイセンのフリードリヒ対周辺諸国のウォーゲームです。 日本人には馴染みの無い題材ですが、例えれば織田信長対周辺諸国 という感じでしょうか。 プロイセンは毎ターン7枚のカードが補充されて一番強いのです が、オーストリア、ロシア、フランス等の諸国をまとめて相手にす るので大変忙しくなります。 諸国を担当する3人はそれぞれの勝利条件に向かって協力しつつも 出し抜かなければならないのでこれはこれで難しいところです。 このゲームの肝はトランプのカードを使った戦争で、マップに書い てあるハート、スペード、ダイヤ、クラブ、の4つのマークの場所 ではそのスートのカードしか出せません。 もう一つの肝は指揮官駒には秘密裏に戦力が振ってあり(紙に書い て隠してある)それを基本戦力としてあることです。 敵の駒と隣接した時に指揮官駒の戦力が少ないほうから使用できる スートのカードを相手の数値以上になるようにプレイして、これを 交互に出していきます。 負けたときの誤差の分だけ駒の戦力が減って、同じく誤差の分だけ 駒を後退させます。 後退できなかったり、誤差が大きくて全滅した場合は指揮官駒は消 滅し新たに登場させるには1戦力につき6のカードが必要になりま す。 この戦闘システムと、若干の秘匿性のある指揮官駒の動き、さらに は補給駒から6マス以内でないと補給きれするルールはウォーゲー ムのややこしさを抽象的にルール化してあり、これがギークでの高 評価につながっていると思います。 歴史的背景のあるゲームを作るというのは莫大な資料と手間暇がか かると思いますが、世界観を損なわずに大変良くできているゲーム だと思います。 時間は5時間程度かかるので気合を入れて挑みましょう(笑)     この投稿へのトラックバックURL 15552