ビザンチウム
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ストーンRさんの評価
ユーザー評価:8点
プレイ数:1回
投稿者:ストーンR | 2011/01/24 02:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
632年のビザンチン帝国とイスラム朝アラビアの攻防を描いたウォーレスの意欲作
です。
このゲームでは、プレイヤーはビザンチン側とアラビア側の両陣営をプレイしま
す。各自がそれぞれの陣営ごとに勝利点を獲得していくことになるのです。これ
こそ特筆すべき特徴で、18xxにおける鉄道会社の複数経営と同様に、ひとりのプ
レイヤーの中で、陣営ごとに資金も別々に管理します。
この矛盾した状況下からゲームが始まるため、方針を定めるのがとても難しく、
何をしてよいのか戸惑うばかりで、これまで遊んだウォーレスのゲームの中で
も、かなり難易度の高いゲームでした。
ゲームは全部で3ターンです。第1ターンは各自が自分の陣地を主張し確保して
いきます。この時点で勝利点がカウントされ、それぞれのプレイヤーのスタート
地点も決まるだけにかなり重要なのですが、初プレイだと、どうするのが良いの
か難しすぎて判断に困ります。
それでも、ゲームが進行するに従って、じわじわとこのゲームの面白さが実感で
きるようになり、理解もできるでしょう。
基本的には同じ陣営同士は戦闘できないルールになっていますが、例外的に規定
数の内乱を起こすことも可能です。各自の勝利点が拮抗するだけに見極めが難し
く、トップは絶えず叩かれる運命にあります。
ルール説明に1時間強、プレイに3時間半を要しましたが、とても濃密なやり応
えも十分で、満足感も高かったです。それだけに疲労感も大きかったです。
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