ボードゲームデータベース

更新情報
検索
リスト別表示
データ登録
ユーザー情報
統計情報
ヘルプ
ログイン

RSS フィード

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
データベース・コメント
ビール侯爵>>コメント 評価コメントリスト

  コメント   ビートさんの評価
  評価   ユーザー評価:8点 プレイ数:3回
投稿者:ビート | 2011/01/19 10:53 | コメント(0) | トラックバック(0)

最初はわずかな畑しかない自分の領地に建物を建設して生産力を高
めていく、拡大再生産のゲームとしてはごく普通。

このゲームの独得でおもしろいところは、勝利のためにタイミング
を見計らって自分の生産力を落として宮殿を建てていく必要がある
点である。6つのパーツに分かれた宮殿を建てるごとに、その土地
は生産力がゼロになってしまう。しかし、早めに建てると宮殿は値
段が安く、後半はどんどん値段が上がっていく。
うまく縮小再生産?していくように考えなくてはならず、そのタイ
ミングは他プレイヤーの動向にも大きく左右される。

しかし、これだけだと、まずは十分な資金を貯め込んで、後半でた
だ単に一気に宮殿を建てればよい、という話になってしまいそう
だ。ここにもうひとつビール侯爵のおもしろい点がある。建てるこ
とのできる建物は各自が持っている20数枚のカード山札から引いた
3~6枚の手札だけが候補であり、引いた手札の残りは山札の下に任
意の順で戻すのである。宮殿カードが自分の山札の中でどう循環し
ていくのかをコントロールしないと、後半に「資金はあるし、宮殿
をあと一つ建てれば勝ちなのに手札に入ってこない」などの状況に
なってしまう。主にゲームの後半で、ベストのタイミングで宮殿カ
ードを手札に持てるように工夫するのがおもしろかった。
どれだけコントロールしたくてもある程度山札の巡りには運の要素
が入ってくる(特に序盤)ので、シビアな運要素なしのゲームを理想
としている場合、このゲームには肩すかしを感じるかもしれない。

遊ぶ前に、某所で「建築屋(5金で建てられ、その後の建築全てが2
金割引)」が強力すぎるかも、という話を目にしていたので、自分
は建築屋を使わないプレイを試してみたが、建築屋ありのプレイヤ
ーと比べても遜色ない作戦は取れるように感じた。土地が無限にあ
るなら、建築屋を建てた方が良いに決まっているが、限りある土地
なので万能とは言えないと思う。

  トラックバック   この投稿へのトラックバックURL ヘルプ
15411


 


ヘルプ メール サイトマップ サイトポリシー

Copyright (C) 2002 - 2024 Ro Sato.
All rights excluding games and database materials are reserved.