インカ帝国
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シミーズさんの評価
ユーザー評価:7点
プレイ数:1回
投稿者:
シミーズ
| 2010/10/19 12:38 |
コメント(2)
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同時多発的な協力関係が面白い鉄道ゲーム。
縦長のインカ地図があってプレイヤーは中央のクスコから出発。
クスコから四散するように、
各プレイヤーは道を2本のばして建築して、を繰り返す。
勝利点は建築したときに入るほか、建築物に接続しているならば
毎ラウンド入ってくる。これは誰が建築したかに関わらないため、
他プレイヤーの建築物にこぞって接続しようとたくらむ。
建築した当人はそれを邪魔しようとするのがゲーマーの常だが、
このゲームでは邪魔するよりは協力関係をもってどんどん開拓、
建築をしていくようにデザインされているように思える。
そしてこの協力関係がボードの至るところで同時多発的におこなわ
れるのが面白い。
また、特殊カードの仕組みもなかなか面白くて、
カードを1枚ずつ出すのだが、その1枚は誰か2人に影響を及ぼすこ
とになる。プラスに働くカード、マイナスに働くカードがあるか
ら、当然自分に作用する場合はプラスを、そうでない場合にはマイ
ナスを出す。しかしこれには制限がかかっており、勝利点が高いプ
レイヤーほど選択肢が狭くなるよううまいことできている。
ルール量や見た目に感じるよりは、割と単純な仕組みの鉄道ゲーム
といった趣で、慣れてしまえば小気味いい。
しかし、まず道と地域の関係がどうなっているのか、パッと見で把
握しにくい。道のルールも直観的なようでいて一呼吸ある感じだ。
特殊カードでやることは左右されるし、リソースが少なければ少な
いでそれなりに立ち回れるからカツカツさはあまりなく、カジュア
ルなゲームだと個人的には思う。
補記:
折角出してくれている和訳ルールに文句を付けたくはないのだが、
不透明な部分が多いように思う。
ちょっと遊べないレベルじゃないかと思う点もあるので、
私が気になったところを列挙します。なにかの足しになれば。
・和訳ではいったい道を何本ひいていいのやらよくわからない
が・・「2本」が正解。
手番では「2本ひいて1つ建築する(順不同)」。
この2本の道に関わるコストは無料。建築の選択肢に「追加で1本道
をひく」があり、これを選ぶ場合は対応するコストがかかる。
・和訳では「象限」というあまり一般的とはいえない単語が使われ
ていたが、これはようするに「区画」のこと。
各太陽フェイズでは、1つの区画には1枚しかカードを新しく配置で
きない。
*イラストで例示されているようにしか配置できない。
なお、1つの区画に4枚のカードが置けるように描かれているのは、
第4の時代において、最大4枚ずつカードが置かれるからである。
・特殊カード「Rural Unrest(未制圧の地域の道はすべて破壊され
る)」の効果で、途中の道が壊されクスコ(スタート地点)とつな
がらないような道ができることがある。
そういった道は残すのか、それとも取り除くのか、についての明確
な記述がない。
board game geekで作者らしき人が回答しているが、
「道は残る」。しかしクスコとつながっていないならば勝利点を得
ることはない。もちろん以降の手番で再接続できる。
コメント
投稿者:
月斎
| 2010/10/19 13:54
>
RE: シミーズさんの評価
持ってないのであれだが、これを読んでやる気になってきました。
しかも不透明な部分まで訳してもらえるとはなんと素晴らしい。
今度シミーズさんに遊ばせてもらえる日を楽しみにしてます。
投稿者:
シミーズ
| 2010/10/19 17:08
>
RE: シミーズさんの評価
さも持っているような感じを出してしまいましたかね・・
私も持っていないです!
ところでこれは『タワンティンスーユ』のリメイク
だということです。
ならばMr.月斎はオリジナルをやっているんじゃないすかね??
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