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ユーザー評価:8点 |
プレイ数:1回 |
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投稿者:ストーンR | 2010/10/14 13:10 | コメント(0) | トラックバック(0) |
1789年のフランス革命を題材にデザインしたウォーレスのゲームです。
プライベートカンパーのウォーフロッグ版の他、バレーゲームズによる新版が存
在します。
プレイヤーは、3つの派閥(王党派、穏健派、革新派)をコントロールするポジ
ションで、ボードのフランスの各地域にそれぞれの派閥のブロックを配置してい
きます。
通常は勝利点を獲得が一番多いプレイヤーが勝つのですが、途中、革命や反革命
が起こってしまうと、サドンデスとなってまい、これまで頑張って稼いだ勝利点
は全くの価値のないものになってしまいます。文字通り革命なわけです。
これらの流れはカードプレイによって作り出されるのですが、序盤は穏健派が
リードするように、中盤から終盤にかけては革新派が勢いを持つようにABの2
つのデッキで調整されています。王党派に関しては、ある程度バランス良く配分
されていますが、3,4ターン目でなければ反革命を起こすことができなくなっ
ています。
正直ルールブックを読んでみて、ゲームの構造がなかなか理解できなくて、何度
も読み返しましたが、それでも理解できませんでした。
基本的なゲームの流れは、カードプレイによって作り出されます。しかも、カー
ドをプレイした時に、それを捨て札にするか、4枚までであれば自分の場札に残
しておくかを選択できます。場札にしたカードは、次のラウンドでも再利用でき
るので強力です。
ところが、このゲームでは、いろんな事柄でタイブレイクが起こりやすくなるよ
うに、ウォーレスは意図的にデザインしています。タイブレイクの場合には、プ
レイヤー自身の前の場札を捨て札にすることで、そのカードの強弱で判定するの
です。これが物凄いジレンマを生み出しています。
特殊カードには、プレイヤーの場札を捨て札にしたり、ボードのパワーバランス
を変化させるものがあります。
ルール説明には1時間、5人で遊んでみたら2時間コースでした。
基本はカードをプレイしていくゲームになるので、長考するようなケースもあま
りく、テンポ良く進行します。それでいてアブストラクトな雰囲気もしっかり
入っていて、「トワイライトストラグル」を多人数で遊んでいるような感覚の斬
新さがありました。
最終ターンに、革新派による革命が起ってゲームは終了しました。 |
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