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ドイツ空軍の興亡史>>コメント 評価コメントリスト

  コメント   キャンペーンが楽しい
投稿者:トライクル | 2010/08/13 20:19 | コメント(0) | トラックバック(0)

Dawn in flamesはGMTから出された第二次世界大戦の航空戦を扱ったシリーズ。
第一弾のThe Rise of the Luftwaffeは43年までのヨーロッパの西部戦線を扱っている。
ちなみに第二弾のThe Eighth Armyは44年からの西部戦線を扱う追加モジュールで、
The Rise of thr Luftwaffeがないとプレーできない。
第三弾のZeroは太平洋戦線初期を扱っていて、これだけでプレーできる。
第四弾のCorssair&Hellcatは太平洋戦線の後期を扱ってプレーにZeroが必要。
さらに飛行機カードだけのパックも二つだしている。
また、C3i誌上にかなりの量の追加キャンペーンと追加飛行機カード、目標地点カードなどが発表されている。

ゲームの基本は戦闘機同士の空中戦を行うもの。
第二次世界大戦当時の戦闘機は2機がペアで作戦行動を行うのが基本だったということで、基本的には2機のペアで戦闘機は登場する。
プレーヤーはリーダー機を手札でコントロールするのがメイン。ウィングマン機は行動の度にカードを引いてプレーすることになる。
基本はリーダー機同士の戦いで、マヌーバーのカードを使って優位な位置について大きな火力のカードを使えるようにして撃つというのが基本。
相手のマヌーバーカードに対して、急旋回や横転などのカードでキャンセルしようとすると相手もまたそれをキャンセルするためにカードを出すという、カードの出し合いになるのだが、それがいかにも空中戦の雰囲気を出しているて秀逸。
飛行機の性能は、手札の枚数と補充枚数、それに基本火力という3つからなっていて、細かい違いがでるものでないので、マニアックに飛行機ごとの性能の差にこだわる人には向かないが、それらしい雰囲気が出る程度の差異は出すのに成功していると思う。

しかし、このゲームの真骨頂はキャンペーンゲームである。
キャンペーンは時代と戦域にあわせたものがいくつか用意されている。
キャンペーンは指定された数のミッションを行う。
ミッションはカードを使ってランダムに選ぶ。
ミッションは爆撃が主だが、目標は何種類か違うものが用意されているし、戦闘機同士の制空権争いになることもある。
使用する機種と機数、目的地までのターン数と帰りのターン数なども規定され書かれている。
プレイヤーはミッション数分に分けられたリソースを持っている。
飛行機が追加されることが多いが、対空砲火が増減したりするなどミッションにより異なるものがでてくることもある。
ミッション毎にリソースを一個選ぶ。この選択がとても楽しく悩ましい。
これにより、ゲームが単なる空中戦の繰り返しでなく、作戦的なリソース・マネージメントが付け加えられることになり、別次元と言っていい面白さになる。

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