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  コメント   シミーズさんの評価
  評価   ユーザー評価:7点 プレイ数:1回
投稿者:シミーズ | 2010/08/11 12:29 | コメント(0) | トラックバック(0)

かなりよくまとまったステータス管理ゲーム。
プエルトリコのような建物タイルが、特殊効果ではなくアクション
を示していて、そこへコマを置いて実行するという一種のワーカー
プレイスメント。
建物へ置いたコマを戻す必要があるというのが面白い感覚だった。

全体としては、ゴアのようなステータス管理に「戦争」という
若干アメリカンな要素がこっそり加わった印象。

ゲーム中に考えることは、持コマの総数をどこへ配置するのがもっ
とも効率的か、という一点。
たとえば7コマあれば、2コマがあそこで、2コマがここ、するとあ
と3コマで・・・という思考。
これは『ハンザ』の思考回路と同じで、効率パズルと称する人もい
ると思うが、好みがわかれるところなんだと思う。
というのも少しのミスが致命傷になるからだ。

プレイ回数の少ない私の個人的な意見だが、
1ラウンドの展望はできるけれど、長期的な戦略をたてることがで
きなかった。
1ラウンドを全力で行うことに終始してしまい、ラウンドとラウン
ドの間が切れている風だ。
また、トップを叩く/叩かないで、このゲームの直接干渉要素であ
る「戦争」がキングメーカー問題を孕んでいる。
しかしこのボードのごちゃつきっぷりでは判断できない・・・
重箱の隅をつつくような物言いではあるが。

最後に、コンポーネントの暗鬱な印象は、むしろこの時代をあらわ
しており、ゲーム内容からうけるテーマの希薄さを助けるが、
内容とこの見た目がいずれもデジタル寄りなので、個人的には好み
ではない。

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