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  コメント   マクベスさんの評価
  評価   ユーザー評価:4点 プレイ数:8回
投稿者:マクベス大佐 | 2010/07/18 01:11 | コメント(0) | トラックバック(0)

遅上がりのすごろくで人より遅くゴールに到着するのが目的という、一風変わったすごろくゲーム。
ただのすごろくに戦略性を付加するにあたって、最低限度ではないかと思える制約の量は秀逸の一言につきます。

基本的にプレイヤー1人で4コマ持ちコマがあり、ダイスの出目を見て自由にどのコマを動かすのか決められます。他にすでにコマが置かれているマスに止まると、そのコマの上に乗っかり押さえつけておけるというルールも面白い。うまく相手の選択肢を減らすことが大事です。
そのためどのコマを動かすかだけでも非常に悩ましく、軽さと相まってなかなかの中毒性のあるゲームです。
他にも落とし穴の概念が面白く最初に落とし穴に乗った人(落ちた人)が橋になってくれる。そのため遅上がりのルールと相まって二重に他人に先を歩いてもらいたくなるように作られており、わかりやすく面白い。

欠点は殆どダイスの出目次第で最善の手が分かることですね。序盤の展開は似通ったものになるし、移動可能なコマが1つになることも多くて選択肢のない展開になることも多いです。
殆ど運だけのゲームに、いくらかの決断が活きる部分がある程度といえば適切でしょうか。それにしても、ダイスゲーム特有の出目が確定するまでの時間、乱暴なまでの運要素は筆者には目こぼしできません。惜しいゲームです。

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