ヒマラヤ
>>
コメント
評価コメントリスト
シミーズさんの評価
ユーザー評価:6点
プレイ数:1回
投稿者:
シミーズ
| 2010/06/15 19:58 | コメント(0) | トラックバック(0)
プロット式のピックアンドデリバーゲーム。
ボード(ヒマラヤ)を経巡って材料を拾って得点に変える、
というありがちな構造だが、
2つの要素がゲームを個性あるものにしている。
ひとつはプロット。
全員秘密裏に6手先までの行動を1分以内に決定する。
他のプレイヤーがどう動くかをある程度予想しつつ、最善手を打た
ねばならない。
これを1分間でやらなきゃいけないから大変かと思いきや、意外と
そうでもない。
というのも、リスクを背負ってまで何かをするようなシーンがなか
なかなくて、基本的には選択肢がほとんどない。
時間があまると見直しをするのだが、
これがなんだか学校のテストや受験を思い出して懐かしい。
続く発表の際にも間違いないはずなのに少しドキドキして、
なかなかいい雰囲気を提供してくれる。
もうひとつは勝利条件。
このゲームには寺院、人、得点という3つのスコアリングポイント
があり、終了時にまず寺院がもっとも弱かったプレイヤーが脱落、
次に人が弱いプレイヤーが脱落。最後に得点の高さを比べて、
多かった方が1位、という仕組みになっている。
寺院、人を他プレイヤーの具合をみながら上げていき、
得点をなるべくとるよう心がけるわけだが、
個人的に面白いと思うのは、「寺院脱落」で引き起こされる「人」
の強弱の変化。
順位の読みが重層的になるため、終盤まで全然気が抜けない。
以上2つの要素はジレンマ的な面白さを生むというよりは、
ドキドキ感を煽るような方向で機能しているため、
リプレイアビリティは高くない(実際私も1度きりしかやっていな
い)とは考えるが、プレイ時間にほとんど狂いはないし、そこまで
技術差が出るとは思えないから、サークルなどではうってつけの
ゲームだと思う。
この投稿へのトラックバックURL
14052
トラックバックURLを表示させるにはJavaScriptを有効にする必要があります。
メールアドレスを表示させるにはJavaScriptを有効にする必要があります。
Copyright (C) 2002 - 2024 Ro Sato.
All rights excluding games and database materials are reserved.