贋札づくり
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シミーズさんの評価
ユーザー評価:5点
プレイ数:1回
投稿者:
シミーズ
| 2010/06/11 17:55 | コメント(0) | トラックバック(0)
フリーゼの才気溢れる一品。
フリーゼ最初期の本作はコンポーネントもゲーム内容も
同人ゲームのそれであり、ゲームをつくってみよう、という
気概のある人は一度プレイされるといいかもしれない。
まず、あらゆるところにアイデアが盛り込まれていて、
個人的に感銘をうけたのは、勝利点となる銀を競るシステム。
これがマストフォローのオークションになっており、
それ自体はクニツィアかなんかにありそうなものだが、
そもそも競るための材料(にせ札)を手に入れるため、
事前に他プレイヤーの状況をうかがって、印刷機を仕込んでおいて
出し抜く感じ。
このあたりがとても面白かった。
他にもいくつかの要素があるのだが、ゲーム全体としてみると
とても野暮ったい。詰め込みすぎていて、しかも荒削りでまとまっ
ていない。そのためルールは忘れやすいしプレイ時間も長い。
おまけにバランスがプレイヤー任せなので、気がついたら脱落した
という状況もある(何度かやっている人でも勝負手をうって脱落す
る、ということがありそう)。
まさに迸る才気をゲームにぶつけたという感で、とてもワイルド
だ。
個人的には1回でお腹いっぱいのゲーム。
さて、テーマ。フリーゼをあまり知らないけれど、おそらく彼らし
いのだろう。
印刷機でにせ札を刷ってそれをマネーロンダリング。
新たな印刷機を購入して・・でも炎上して・・とブラックユーモア
たっぷり。
なお、ここ日本のボードゲーム界において、印刷機テーマのゲーム
だ、と言われればマンインドウを思い出さずにはいられない。
勿論、マンインドウではにせ金をつくってはいませんが。
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