ケルト
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マクベスさんの評価
ユーザー評価:6点
プレイ数:7回
投稿者:
マクベス大佐
| 2010/03/06 00:32 | コメント(0) | トラックバック(0)
クニツィアの初めてのゲーム大賞受賞作。
テーマの無さが若干、大賞という一般的な賞に合うかという疑問はある。大賞に相応しいとっつきやすさは十分にある。
相手が昇順か降順かよく見てカードを整理する必要があり、非常に痺れる要素だと感じた。分かりやすい相互作用だと思う。
相手の駒が後ろから迫ってきて「進まないとボーナスタイルを奪うぞ」と脅してくるようなゲーム性も分かりやすい。『ケルトカード』ではこの要素を無くしたので、非情にソロプレイ感が強くなってしまった。
得点の増え方もよく出来ており、中途半端ではマイナス得点というのは良い意味で嫌らしい。得点倍の駒のバランスもまぁまぁじゃないのかな。
でもボーナスタイルのクローバーの概念がちょっと強すぎる気がする。序盤に多く配置されると最初の手札が強い人が獲得して、連鎖反応でガンガン上に上ってしまい、手も足も出なくなる印象がある。序盤にクローバータイルが沢山配置されるとちょっと大雑把なゲームになってしまう危険があるのは気になるところ。
あと運要素は決して低くなく、上手にプレイした人よりツイた人が勝つような印象はある。もう少し運対スキルのバランスは良くてもよかったのじゃないかと思う。
あと、このゲームは3人が一番良いので3人で遊んで欲しい。
国内流通価格が高いのは残念。本国では流通時には10数ユーロ(2000円前後)で流通しているのになぜ3倍近い値段が定価なのか。和訳や輸入費用がかかるのは分かるが割高感が凄い。
6000円もするのに内容物はカードが中心であとタイルが少々。定価で無理に買う必要はないかもしれません。ハンス社のゲームのコストパフォーマンスを少しは見習って欲しい(ハンス社の『オレゴン』や『ハチエンダ』はこれより価格が下で紙製タイルが木駒やどっさり入っている)。
だいたいは価格に対する不満になってしまいましたが、ゲームは普通に良いゲームだとは思います。筆者はたぶん所有してまで遊びたいとは思いません。遊ぶ機会があれば断ることはないと思います。
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