カルカソンヌ ディ ブルグ
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マクベスさんの評価
ユーザー評価:9点
プレイ数:20回
投稿者:
マクベス大佐
| 2009/08/05 18:07 | コメント(0) | トラックバック(0)
クニツィア作の2人用のカルカソンヌ。本作はカルカソンヌの拡張ではなく単体で遊べる。
本家は特定タイルを待つだけの状態になることが多く、受動的要素が強かったのに対し、こちらはタイル配置の自由度が高くタイルをどう活かすかを求められ、本家より能動的な仕上がりとなっている。能動的カルカソンヌと呼んでよいだろう。うまくクニツィアとカルカソンヌの弱点を補い合っているので、食わず嫌いせず遊んで欲しい作品の1つです。
特定得点にちょうど達するともらえるボーナスタイルの存在も良い味を出している。ボーナスタイルは強いので、ボーナスタイル欲しさに得点のタイミングや量を伺わないといけません。
本作ではタイル配置の自由度が高いため、建設物は完成させようと思わなければいつまでも完成しないことが多々ある。逆にいえば完成させようと思えば、少々無理やりにでも完成させられる。そのため前述のボーナスタイル獲得の兼ね合いもあり、建設物完成のタイミングを上手に見極めることは、ゲームの最大の要所であり本作の面白さを最大限に引き出すために必ず理解しておくべき部分でもある。
城と屋敷の差別化も面白く、屋敷は城の半分しか得点が得られないが一番大きなサイズの屋敷を完成させた人にボーナスがあるため、城ばかり育てたくなるが、屋敷も蔑ろにできないバランスが憎い。屋敷ボーナスも理不尽に強過ぎず、対策を講じることも十分に可能なあたり良いバランスだと思います。
部下の数も程よく少なく、何に費やすべきか悩ましい数になっているとな関心する。
2人用ゲームにありがちな、ジリジリした展開やガンガン殴りあったりすることなく割と気軽に遊べるのはかなり強みではないだろうか?時間も短めだし、やればやるほど上達していき実力がきちんとでるのも好感が持てる。
難点は馴れるまで得点計算を忘れてしまうことが多々あること。完成のタイミングが本家とは違うのでうっかり忘れがち。これは馴れの問題なので遊ぶうちに解消されていきます。
他にも完成しない建設物は本家と違い得点にならないのも面白い。
本家を知っていると微妙に違う箇所があるので、少し困惑するかもしれない。ちょっと本家の大雑把さが好きな人には合わないかもしれないが、そうでなければ是非試して欲しい2人用ゲームの傑作。
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