魔法にかかったみたい
>>
コメント
評価コメントリスト
マクベスさんの評価
ユーザー評価:7点
プレイ数:7回
投稿者:
マクベス大佐
| 2009/04/14 00:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
冗談みたいな邦題が少し残念だが、ゲームの内容はかなり本格的な資源管理と読み合いのゲーム。持っている資材などから相手の手を読むことが大事で、全くの人的運だけのゲームにならないようになっていると思う。
ある程度の裏をかくプレイスタイルや、あえて防御的に相手に役割カードを被せにいくことも大事なあたりがゲームに適度な自由度が与えられており好感が持てる。
基本はハイリスク・ハイリターンの「アクション」か、ローリスク・ローリターン「支持」の2択ジレンマを味わうゲームだと思います。この単純なジレンマがこのゲームを悩ましく、何度も遊ぶ中で大筋の展開は同じになれども飽きがきにくい部分ではないかと思います。
より悩ましく遊ぶため拡張セットの詰め合わせの『アレアの宝箱』収録の「アミュレット拡張」は入れて遊んだほうが良いです。アミュレットはスタートプレイヤーが最後にもう一度アクションを乗っ取ることが選択できる要素で、アクションカードを最後に切るプレイヤーの圧倒的な有利を是正する要素です。
これにより最後手番のプレイヤーも支持・アクションのジレンマが生じ得ますし、アミュレットは回数制限があるので使いどころをきちんと考えないといけません。
これはこのゲームをより悩ましいものにする上で必須の拡張だと思います。このゲームの持ち味を最大限に引き出す要素であり、一度いれれば手放せないぐらいの良追加要素だと思います。入手が困難でも代用コンポーネントを使ったりしても良いので是非試して欲しいです。
役割カードのバランスはなかなか良い印象があり、手番に選択するカード5枚は常に悩ましいように思う。ゲーム初心者には資源管理や赤の他力本願系カードの効果がややこしく感じるが、アクションを乗っ取るのに成功した時の快感はわかりやすく、面白いと感じてもらえることが多いように思う。分かりやすい良さもある。
唯一の難点といっても良いのは、点差が開きすぎると挽回が不可能なことぐらいだろうか。それほど長時間のゲームでもないので、あまり気にならず、もう一度遊べば良いので個人的には許容範囲ですね。
実は長い間、青の得点変換系カードの鍋を獲得する時に「追加の資材を1つ払えば、試験管を1つ貰える」ルールを見落として遊んでいました。これはカードにアイコン記述されていないので、結構忘れがちなルールなので気をつけてほしい。
このルールを忘れると金を試験管に変換するアクションが非常に強くなってしまうので、地味ながらゲームバランスを崩壊させかねない間違いになりやすい。忘れやすいのでゲームバランスがおかしいと思ったらこのルール忘れをしていないか確認してほしいです。
少々手間でも、ここにアップロードされている日本語化シールにはその記述がされているので貼ると忘れ難くなるのでお勧めです。
すでにじわじわ遊び続けて3年間ほどプレイし続けています。この前後には『ドミニオン』、『アグリコラ』、『パンデミック』などモンスタータイトルが並んでいるのでそれらに埋もれてしまった感はあるが筆者的には地味なゲームだがこれら3作に並ぶほど良いゲームだと思いますので、まだ遊んでいない人には是非試して欲しい。ゲーム初心者には少々お勧めできません。『あやつり人形』あたりから先に遊んでこちらに入るとすんなり馴染めると思います。
この投稿へのトラックバックURL
10845
トラックバックURLを表示させるにはJavaScriptを有効にする必要があります。
メールアドレスを表示させるにはJavaScriptを有効にする必要があります。
Copyright (C) 2002 - 2024 Ro Sato.
All rights excluding games and database materials are reserved.