あやつり人形
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マクベスさんの評価
ユーザー評価:5点
プレイ数:2回
投稿者:
マクベス大佐
| 2009/01/25 17:38 | コメント(0) | トラックバック(0)
フェットゥディの代表作で、『フェレータ』の役割選択をより洗練さ
せたが、同時に少し荒っぽくなった部分も感じる作品。
8つある役職はバランスは各職業間の相性や、手番順や暗殺リスクなど
により取られている印象がある。それほど悪くないように思う。
各職業の能力は非ゲーマーには複雑なので各職業の特殊能力をまとめ
た一覧表みたいなものは用意しておきたい。
肝心の建物カードもコストの高いものは使い勝手が悪く、序盤に固ま
って引くと非常に辛く、引き運の占める部分は結構大きい。魔法使い
の能力などで捨てれば、回避できるので全くダメなわけではない。し
かし、紫の建物のコストは高いので単純に紫の建物を固め引きすれ
ば、高コストだらけの手札になるし、高いコストのカードばかりが集
中する場面がそこそこ見られるような気がする。感覚的な意見だが
少々粗っぽいカード構成ではないかと思う。
もっとカード構成をはっきりと理解しやすくしておいてくれたり、引
くときの選択肢が用意されていればよかったと思う。
低コストなカードには低コストならではの弱点があるが、紫のカード
も低コストカードが強め(幽霊都市、見張り台等)で、カードのバラン
スも少し粗く感じるところがある。
ここらは拡張セットのカードと合わせて紫のカードのコストの重さを
調整するなどを検討しても良さそうですね。
他にも、終了時のボーナス得点も特に初心者には少々覚えにくいよう
に思う。何かもう少し覚えやすい工夫がほしいと思う。
最大の難点は直接攻撃の要素があり、特に相手を指定して攻撃できる
傭兵(8番の職業)や魔法使い(3番の職業)で誰を攻撃するのかは結構大
事なところで、プレイヤーが損得勘定で割りきって行動できること
が、バランスの良いゲームを楽しめるか否かを分けるように思う。
暗殺者(1番の職業)や泥棒(2番の職業)の能力は偶発性が高く、理不尽
に誰かが集中的に叩かれることがあるのも、少し気になるところ。だ
が偶発的攻撃をどう掻い潜るかはこのゲームの一番の面白さであり、
回避した時の安堵感は癖になるものがあるので、一長一短といったと
ころではないかと思います。
なんだかんだで色々問題点を指摘したが、役割選択モノとして悪くな
い作品だと思う。以上の問題点を頭に入れた上で遊んでもまぁ許容範
囲といったところ。プレイ時間は長めなので人数により終了条件を変
えて遊んでいます。
4~5人集まればたまに遊びたいと思う作品。4人ならば建物は7つで終
了、5人ならば6つぐらいで終了すれば、1時間を切れるのではないだろ
うか。そのままの終了条件で遊ぶと時間的な負担が大きいので、お好
みの終了時期を選びプレイ時間を調整することをお勧めします。
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