ヴァス シュティッヒ
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鷹村ナクトさんの評価
ユーザー評価:10点
プレイ数:10回
投稿者:
鷹村ナクト
| 2005/01/02 23:44 | コメント(0) | トラックバック(0)
バス・スティッヒはトリックテイキングゲームと呼ばれる種類のカードゲームです。トリックテイキングゲームは日本ではあまり馴染みの無いカードゲームですが欧米などでは盛んに遊ばれていて様々な種類のものが存在します。基本的には親からカードを一枚ずつ場に出していき、一周したら出された場のカードを見比べて誰か1人がそのカードの全てを獲得します。これを繰り返して行きゲーム終了時に獲得したカードを見比べて勝敗を決します。
さて、ではこのバス・スティッヒはいったいどのようなトリックテイキングゲームなのでしょうか?。
その答えは3つのキーワードに隠されています。(なんだかNHK教育TVみたいになってきたな~(^^;)
■キーワードその1『ダブル切り札』
切り札とはその名の如く危機を切り抜けるカードの事です。トリックテイキングゲームには切り札があるゲームと無いゲームが存在します。そして切り札のあるゲームの多くはカードの「色」や「スート」など1種類なのですが、 バス・スティッヒでは「色」と「数字」という2種類の切り札でゲームを遊びます。
■キーワードその2『手札を獲得』
トリックテイキングゲームの多くは親がシャッフルしたカードを全員に配りゲームを始めます。
しかしバス・スティッヒでは恐ろしい事に1人ずつ任意にカードを獲得していくのです。
まず4×9列にカードを並べます。そして一列目から1人一枚ずつカードを獲得して行きます。その為、最後のプレイヤーは選択権はありません。そして次の列は今の列を取り始めたプレイヤーの左隣のプレイヤーから始まります。さてここで重要なのが切り札です。親だけはカードドローの前に ダブル切り札を確認します。そして一列カードを取る度に 「もし今のカードをゲーム中に出されていたら誰がトリックを獲得したのか?」を教えるのです。ここでプレイヤーたちはダブル切り札が何であるのかを推理しながらカードを獲得して行きます。
そして全てのカードが取られたら親はダブル切り札を明らかにするのです。
■キーワードその3『マイ目標』
さて、いよいよ手札も獲得しダブル切り札を解かりました。これからいよいよトリックテイキングが始まるのですがその前に、親以外のプレイヤーはマイ目標を決定します。プレイヤーはゲーム開始時に課題チップと呼ばれるマイ目標が記されたものを5つ取ります。その内容は「1番多くトリックを取る。」や逆に「1トリックも取らない」さらには「3トリック取る」「赤のカードは1枚も取らないが最低1トリックは取らなければならない」などがあります。
そして親は面白い事に、他プレイヤーのいずれかのマイ目標の達成を目指します。ただしそのプレイヤー自身はマイ目標を失敗してなくてはなりません。その為、親は他プレイヤーの失敗を誘いながらプレーします。(^^;
そしていよいよトリックテイキングがスタートします。(省略)
トリックテイキングが終ったら目標を達成できたかを確認し、達成できたプレイヤーはその課題チップを捨てます。親が成功した場合は任意のチップを捨てられます。1番早く5つの課題チップを捨てられたプレイヤーが、このバス・スティッヒで勝者となります。
■バス・スティッヒはトリックテイキングゲームの怪作と呼ばれています。
そして私の感想は予想をはるかに越える怪作でした。(^^;
勝負はその準備段階である課題チップの選別と手札の獲得から始まっています。そして誰もが相手の目標を阻止しつつ自分の目標を達成しようという攻防は手に汗握るものがあります。
油断大敵、注意一秒怪我一生、死んで屍拾う者なし・・・。
今までに無いフルボリュームのトリックテイキングゲームでした。ブラボ~(^o^)/☆☆☆☆☆
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