王と枢機卿
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鷹村ナクトさんの評価
ユーザー評価:9点
プレイ数:20回
投稿者:
鷹村ナクト
| 2005/01/02 23:35 | コメント(0) | トラックバック(0)
王と枢機卿は12世紀のヨーロッパを舞台に、プレイヤーは修道会で権力を争うゲームです。ヨーロッパの各国に修道院を建設し枢機卿を送り込みます。ゲームの中間決算と終了時の最終決算を合計して、最もポイントの高いプレイヤーがゲームに勝利します。
■ゲームスタート。修道院建設☆
プレイヤーは手札から、ヨーロッパの国に対応するカードをプレイする事でその国の建設予定地に自分の修道院を建築する事が出来ます。手番には最大2つの駒を1つの国に配置できますが、ある国に始めて修道院を建築するプレイヤーは手番に1つしか建築出来ないというルールがあります。これが先手プレイヤーの有利性を押さえていて、非常に良いルールですね~☆。
■枢機卿登場☆
修道院を建築するのと同じ方法で、枢機卿を国の旗の上に配置する事が出来ます。そして面白いのが「枢機卿を国に何個配置できるか?」というルールです。1つの国に置ける枢機卿駒の最大配置数は、その国に最も多く修道院を建築しているプレイヤーの修道院の数と同数になります。この縛りがまた面白く、誰かが修道院を増やさないと、それまでは枢機卿が配置出来ないというジレンマがあります(^o^)♪。
■中間決算★
カードの山が無くなったら中間決算になります。ここではゲームボードに建築した修道院のみが得点になります。各国で、最も修道院を建築したプレイヤーにその国に建築されている修道院の総数が勝利点として入ります。2位のプレイヤーは1位のプレイヤーの修道院の数が得点になり、3位は2位の数が・・という具合になります。
■最終決算★
再びカードの山が無くなったら最終決算になります。修道院は中間決算と同じ方法で得点が入ります。そして枢機卿の得点が入ります。枢機卿は、隣接している国同士で両方とも枢機卿の数の最多を取っていた場合、その両方の国の枢機卿の合計数が得点で入ります。
この枢機卿の得点は1つの国で幾つもの国と隣接する事があり、非常に重要です!
そして最後に自分の修道院が直線で4つ以上、隣接配置されていたら、その数が得点になります。
(6つ隣接なら6点です)
全てを合計して、最もポイントの高いプレイヤーがゲームに勝利します。
■王と枢機卿はルールはシンプルですが、その分、非常に緻密な戦略が必要とするゲームです。この緻密さはどちらかと言うとパズルゲーム感覚で、得点に繋がる為に様々な戦略を考えなければいけません。しかしそれも手札の縛りが効いていて、欲しい国カードを手に入れられなければ別の戦略を立てていかなければなりません。この運と戦略のバランスが、非常に優れているゲームです。
欠点はプレイヤー人数が多いと、手番運が強くなっていってしまう所でしょうか?
箱のイラストが雰囲気満点すね♪。(^o^)/ブラボ~☆☆☆☆☆
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