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マーメイド レイン>>コメント 評価コメントリスト

  コメント   鷹村ナクトさんの評価
  評価   ユーザー評価:7点 プレイ数:10回
投稿者:鷹村ナクト | 2005/01/02 23:07 | コメント(0) | トラックバック(0)

マーメイドレインは童話「リトルマーメイド」を元に人魚が人間になる為に海で宝物探しをするボードゲームです。

このゲームは日本でTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)やTCG(トレーディングカードゲーム)などのアナログゲームの仕事をしている会社「グループSNE」で製作されました。
以前にもグループSNEでは、アメリカを舞台に鉄道王になるボードゲーム「トレインレイダー」を製作しており、このマーメイドレインで2作目となります。

このゲームは幻冬舎コミックスの漫画雑誌「コミックバーズ」で好評連載されていたボードゲーム漫画「アクア・ステップ・アップ」とタイアップされています。漫画では日本でまだ知名度の低い外国のボードゲームという遊戯を漫画で子供達に(大人達にも)楽しく伝える事に成功しています。

しかし、いくら漫画を読んだとしても、またゲームに和訳が付いていたとしても外国制ボードゲームを買うという心理的ハードルを克服出来る人は未だ多くはありません。それが子供なら尚更です。

そこで登場したのがこの国内オリジナルボードゲーム「マーメイドレイン」なのです。アナログゲームでは有名な日本の会社「グループSNE」が製作し、漫画雑誌「コミックバーズ」の連載漫画とタイアップされている・・。
その安心感と期待性こそ、マーメイドレインの持つ最も素晴らしい特性なのです。

☆☆☆では実際にマーメイドレインがどんなゲームなのかを説明します☆☆☆

マーメイドレインは童話「リトルマーメイド」を元にプレイヤー全員が人魚姫になって、陸の上に住む王子様と再び再会する為に、人間になる薬の材料と、自身を美しくドレスアップする為の宝物を求めて海中を探索するボードゲームです。

ゲームは5ラウンド(約1時間)で遊ばれ、1ラウンドは2つのフェイズから成り立っています。

○フェイズ1「波読みフェイズ」
プレイヤーは人魚姫を助ける「イルカ」「カモメ」「カメ」の冒険カードの中からランダムに7枚を受け取ります。
同時に海中を移動する道となる「海流タイル」がプレイヤー人数枚、公開されます。

プレイヤーは手札の冒険カードの中からポーカーのような役を作ります。最も強い役を作ったプレイヤーから好きな海流タイルを取る事が出来ます。またカードの役には様々な効果もあり強い役ほどより強い効果があります。(例・人魚姫ワープ、宝物1つゲット!、得点アップ)
○フェイズ2「波乗りフェイズ」
フェイズ1で強い役を作った順に、海流タイルを配置して(しなくても良い)海中を移動して宝物を手に入れます。
しかし注意してください、移動は手札に残っている冒険カードを消費して行わなければならないのです。

具体的にはどうゆう事かと言うと、「海流タイル」とゲームボード上の「宝物があるマス」には冒険カードの「イルカ」「カモメ」「カメ」のいずれかが描かれていて、「海流タイル」も「宝物マス」も、その動物の冒険カードが無ければ入る事が出来ないのです(ただし何でもよいので2枚使えば無理矢理入れます)。もちろん出入りする度に1枚ずつ消費しなくてはいけません。

その為、フェイズ1で強い役を作ろうと多くの冒険カードを使用すれば、フェイズ2で移動する為の冒険カードが足らなくなってしまいます。しかし弱い役を作れば、欲しい「海流タイル」が他のプレイヤーに取られたり、当然、役の効果も弱くなります。

ここがマーメイドレインの面白い所ですね♪o(^o^)o

フェイズ1では「どんな役を作ろうか。」「海流タイルはどれを取るか。」「すると移動は・・・。」
などと悩ましく考えます。(*^o^*)

フェイズ2では基本的にはフェイズ1で計画した通りに「海流タイル」を配置して移動し、宝物を手に入れる訳ですが、ここでのプレイ順はフェイズ1で強い役を作った順の為、他プレイヤーの「海流タイル」の配置や移動で自分の作戦が良くも悪しくも大きく変わる事があります。特にゲーム後半に付近でプレイヤー同士が密集し始めると、フェイズ2で先にプレイするか、後でプレイするかの為にフェイズ1での役作りなども考えるようになってきます。


ゲームはフェイズ1、フェイズ2を5回(5ラウンド)繰り返したら終了します。

その時点で、集めた宝物からボーナス得点を得て、今までの得点と合わせて最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。そのプレイヤーの人魚姫だけが、晴れて人間となって王子様に会いに行けるそうです(^^;


さて、簡単にマーメイドレインを説明してみましたが如何だったでしょうか。

このマーメイドレインにはこれまでの国産ボードゲームには全く無かった斬新なアイデアと独創性がいっぱいに詰められています。しかしそれは日本での斬新さでありドイツを始めとするヨーロッパ諸国ではこれ以上のアイデアと独創性を持つ素晴らしいボードゲームが数多く製作され遊ばれているのです。

しかし日本ではそれらの素晴らしいボードゲーム達が「知らない」と言う知名度の低さゆえに遊ばれていないのが私は残念でなりません。

もしあなたがマーメイドレインを遊んでみて「面白い♪」と感じてみたら、ほんの少しだけ背伸びをして他のボードゲームを遊んでみては如何でしょう。

きっと新しいボードゲームの楽しさを知ることが出来る事を保証しますよ☆

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