第93回の土嚢の会です。参加者は13名、うち初参加1名です。初プレイは「クッレ」と「アスリ」です。そのうち「クッレ」はアブストラクトではなく昔の子供ゲームですが「アスリ」は「クインテン」の作者によるアブストラクトです。写真は昼食のマーブルオムライス。
アキバ Akiba
(説明 10分 プレイ時間 25分)
初参加のナグナツさんと大昔にアバロンを遊んだことがあったなあと思い、その改良版(と勝手に思っている)である「アキバ」を遊びました。Kuba、Kubatoo、Trabouletといった別称があるみたいです。ギークによれば、作者の Serge Cahu はこのゲームしか作っていないようですね。中立のボール(赤)を過半数落とせば勝利。ボールを落とすと連続で手番があるのでかなりスピーディーです。今回は接戦!
参考:最初に遊んだ時のレポート
https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/001371.html#akiba
結果:自分 7、ナグナツ* 6
クインテン Quinten
(プレイ時間 各15−40分)
「クインテン」は今個人的に一番熱いゲームです。コネクションゲームとエリアマジョリティーを融合させたような不思議なゲームです。久し振りに参加してくれたいとうさんと遊びました。1戦目はすぐに決着がつきましたが、2戦目はかなりの接戦となり、なんとか勝ち切れました。やっぱり面白い。
結果
1戦目:自分* 勝利、いとう 敗北
2戦目:自分 勝利、いとう* 敗北
トレロス Toreros
(プレイ時間 各5−35分)
自分は結構面白いんじゃないかと思っている「トレロス」です。まずはスコットさんと1戦、その後、土井さんと2戦しました。土井さんとの戦い(特に2戦目)は熱く、どこで牛を配置して放つかという読み合いが熱かったです。牛を囲うのは資格だけではなく8の字に囲うこともできますね。牛を放つことでしか相手を妨害できないので、このタイミングが大切です。
ゲームの面白さを掴むのが少し難しいかもしれません。周りでは評判が良くないのですが、自分は結構面白いと思います。
結果
1戦目:自分 勝利、スコット* 敗北
2戦目:土井* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、土井 敗北
トルコ チェッカー Turkish Checkers
(プレイ時間 各15−20分)
草場さんに教えてもらって「トルコチェッカー」を遊びました。チェッカー模様を使わずに通常の8x8のマス目全てを使います。コマは前方か左右に進んだりジャンプします。相手の最前列に到達するとフライングキングになり、途中で進路を変えながら上下左右に幾つでも進めます。非常に強いです。
草場さんはプレイ経験が豊富で、まったく歯が立ちませんでした。左右に動き続けていたらゲームが終わらないんじゃと少し思いましたが、実際はそんな心配はないみたいです。
どこかで似たようなゲームを遊んだ気がしていたのですが、どうも去年のエッセンで遊んだ「ダマ」がこの「トルコチェッカー」の新版みたいです。ルールが少しだけ異なり、キングの動きがかなり弱いみたいです。今回は面白く感じたので、このルールの違いは大きいのかもしれません。(写真撮り忘れ)
以前2025年製品版 ダマ Dama を遊んだ時のレポート
https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/002426.html#dama
結果
1戦目:草場* 勝利、自分 敗北
2戦目:草場 勝利、自分* 敗北
クッレ Kurre
(説明 5分 プレイ時間 各10−40分)
クニツィアの幻のゲーム「クッレ」がエサさんの好意で長年の時を経てようやく手に入りました。このゲームを最初に知ったのは、カプコンの「指輪物語」の説明書の最後のページです。そこにはクニツィアの経歴として受賞歴のあるゲーム4つが紹介されています。そのうちの3つ、「モダンアート」「古代ローマの新しいゲーム」「チグリスユーフラテス」は有名ですが、最後の1つがフィンランド児童ゲーム賞を1998年に受賞した「クッレ」なのです。まったく無名のゲームで、出版がフィンランドのタクティックということもあり非常に手に入りづらく、ebayやギークのゲーム販売でも見たことがありませんでした。しかしフィンランドのウェブサイトを漁ってようやく見つけたというわけです。エサさんがルールをその場で説明してくれました。
ボードは7つのエリアが円形に繋がっています。各エリアには松ぼっくりを1−5個置けるマスがあります。各プレイヤーは24個の松ぼっくりを等分に分けてゲーム開始。手番には1−3の目のダイスを振りリスを時計回りか反時計回りに出目ちょうどのエリア数だけ進めます。そのエリアに空きマスがあれば松ぼっくりを置かなければならず、ここでまたダイスを振るか決められます。空きマスがなければ、そのエリアの松ぼっくりを全て獲得できます。こうして松ぼっくりを置かなければならないのに置けないプレイヤーがいたら終了。そのとき一番多くの松ぼっくりを持っていたら勝利です。
単純に見えて、ダイスを振り続けるか止めるかという選択があり、かなり熱くなります。なんと3回も遊んでしまいました。展開によっては収束が長引くことがあるのが欠点で、2戦目は40分かかりましたが1・3戦目は10−15分でした。気になるなら松ぼっくりを3つ以上勝ち取ったら1つ減らすなどすれば良いのではと思います。クッレ!!!
結果
1戦目:エサ* 10、自分 7、中村 0(敗北)
2戦目:エサ 12、中村 5、自分* 0、土井 0(敗北)
3戦目:スコット* 7、自分 7、とけい 1、中村 0(敗北)
ブロックス Blokus
(プレイ時間 30分)
スコットさんの提案で、久し振りに「ブロックス」を遊びました。昔よく遊んだゲームで、結構自信があったのですが、土井さんがうまいことエリアを獲得していって最後はかなり差がつきました。土井さんは全て使い切ってしかも最後のコマが1x1だったのでボーナス20点! 今度は土井さんとデュオを遊びたい。
結果:土井(赤) 20、自分(青) −10、中村(緑) −16、スコット(黄) −22
アスリ Asli
(プレイ時間 各5−15分)
kobaさんが発掘してきた「クインテン」の作者 Luis Bolaños Mures が作った囲碁のようなゲームです。グループが生きている条件が他のグループと空きますで縦横に繋がっていることなので、完全に囲まなくても分断すれば取れるし、また眼という概念はありません。なんだか不思議なゲームです。3回やっても雲を掴むような感じでした。これはこれで可能性を感じるので、また遊んでみたいものです。
結果
1戦目:エサ* 勝利、自分 敗北
2戦目:エサ 勝利、自分* 敗北
3戦目:自分 勝利、koba 敗北
これで今回の土嚢の会は終了です。参加者のうち道化師さん、タクヤさん、たっくんとは遊べませんでしたがまた次回に。
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