株・経済ゲーム会 2025.04.15

かーんさんが主催する、株・経済ゲーム会に参加しました。今回で第6回目だそうです。自分は「フォレックス2」と「パンナム」を遊び、どちらもとても楽しめました。



フォレックス2 For-Ex II: She Made Another one
(説明 30分 プレイ時間 65分)
For-ExII20250415-1.JPG為替取引をテーマにしたすごいゲームです。プレイヤーは6種類の為替を取引したり証券を売買することで、お金を稼ぎます。為替間のレート(15通りある)がチャートで示されます。
タイトルの For-Ex は Foreign Exchange (為替取引)の略で調べた限りではフォレックスとカタカナ化されるようです。2017年に「フォレックス For-Ex」が、そして2020年に続編の「フォレックス2 For-Ex II: She made another one」が出版されました。元のゲームが2−6人用なのに対し、今回遊んだ2作目は3−4人用です。持ち主のしゅだっちさんによれば、元のゲームは選択肢が広がり過ぎていて大変だとのこと。

For-ExII20250415-2.JPG手番ではアクションタイルを使ってアクションをします。投資、売却、契約、解決、ワイルドの5種類のアクションがあります。投資では証券を購入します。証券は2列に並べられており、列の左端から1−2枚しか買えません。購入に連動して通貨の価値が相対的に上がります。株券はゲーム中に3回ある配当イベントで配当をもたらします。売却では逆に証券を売却してその通貨の価値を下げます。

契約は現在の為替でひとつの通貨からもうひとつの通貨に任意の値を変換する約束をします。これらみんなの契約は順番にボードに記しておき、解決アクションによって1−2ずつ履行されていきます。このあいだのタイムラグを利用して売る通貨と買う通貨の価値をうまくコントロールするのがこのゲームの醍醐味です。

タイルの補充は契約履行をしたとき(ワイルドで契約履行をしたときも含む)かタイルがなくなったときに5枚になるようにしますが、使ったタイルは中央に1列に並べておき、古い順に補充するので、そのタイミングも大切です。

かなり癖があるゲームで、ちょっとした衝撃を受けました。また近いうちに遊んでみたいものです。

結果:ななすぎ 20、てんか 18、自分 18、しゅだっち 7



パンナム Pan Am
(説明 15分 プレイ時間 80分)
PanAm20250415.JPGパンナム(パンアメリカン航空)は特別な航空会社でした・・・破産するまでは。そんなパンナムの黄金期をテーマにしたゲームです。各プレイヤーは小規模な航空会社を運行し、路線をパンナムに買収されながら、最終的に最も多くのパンナム株を手に入れたプレイヤーが勝利します。

基本的にはワーカープレイスメントですが、ところどころに押し出し競りの要素もあります。空港、都市カード、飛行機購入ではより高い値段を他のプレイヤーにつけられると追い出されてしまうのです。ちょっと気になるのは上限があることで、例えば空港ならば最初から最高値の9に置いてしまえば確実に買えます。

路線に合わせた飛行機を購入し、路線の両端のカードか空港を持っていれば、その路線を獲得できます。ちょうどのカードがない場合は同じスートのカードを消費するか、任意の同スート2枚を消費すれば良いので、あまり厳しくはありません。

ラウンド終了時にはダイスによってパンナムがフロリダ州マイアミから路線を伸ばしていきます。自分がすでに持っている路線が吸収されると大きな収入になります。そして、イベントカードによる効果でパンナム株券1枚あたりの値段が決定し、株を買うわけです。なお、株は売却できず、配当があるわけでもないので、ただの勝利点です。

株券の値段やパンナムの路線拡大など運の要素が強いですが、雰囲気があって楽しいファミリーゲームだと思います。特殊カードがかなり強めです。

余談ですが、個人的なパンナムの思い出は、ボストンからニューヨークのパンナムシャトルを何度か使ったことです。セキュリティーゲートが厳しくなかった頃、1時間おきに予約不要のシャトル便が出ていました。平和な時代だったなあ。

結果:かーん 20、しゅだっち 18、自分 15、ななすぎ 14

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