ゆずボド 2025.03.25

ゆずボド Citron days / Starting Days というゲーム会に誘われて行ってきました。今回が138回ということらしいです。



アメン ラー 20周年記念版 Amun-Re: 20th Anniversary Edition
(説明 45分 プレイ時間 105分)
Amun-Re20250323-1.JPG漸く20周年記念版を遊べました。このバージョンではいくつかルールが変わっており、さらに2−3人用のルールや数々の拡張モジュールがついています。一番興味があったのが3人用ルールで、ちょうど3人になったのが幸いで遊ぶことができました。

新版で変更された主なルール
最初から3点の点数カードを持っている(これまでは持っていなかった)
捧げ物の後、多い順に以後の手番順が決まる(これまでは一番多い人から時計回り)

さらに3人用ルールでは毎ラウンド6枚の土地を競ります。それぞれの土地には隣に高官カード Officials Cards という資源や点数が書かれたカードを置いておきます。各自2つのビッド用のミープルを使い、2つずつの土地が決まったら1つは通常通りに自分の土地となり、もうひとつは、高官カードに書かれた資源をもらうのです。よってこれらの土地は次のラウンドで再び競りにかけられることになります。

Amun-Re20250323-2.JPGこの3人用ルールがかなり面白く、アメンラーが3人でこんなに楽しめることに驚きを感じました。高官カードはカードでなくタイルの方がプレイしやすかったと思いますが、許容範囲です。この新ルールだと3人でも12エリアを使うのですが、今回は Avaris、Sawu、Khagaの3エリア、つまりラクダ3エリアが全くゲームに登場しませんでした。後半戦の幕開けに当たる4ラウンド目では、ピラミッドが3個建っているメンフィス Memphis でのビッドが熱く、ノアさんが6で次のマスのビッドを禁止するカードを出したあと、自分は15でビッドして、やはり次のマスのビッドを禁止するカードを出しました。この土地を15で獲得できたことが大きな勝因になりました。

2人用ルールもあり、また色々な拡張もあるのでしばらくは試してみたいものです。

結果:自分 64、ノア 49、スコット 42



ディスカバリーズ ルイス クラークの足跡 Discoveries: Lewis & Clark's Journals
(説明 各20分 プレイ時間 各70−85分)
DiscoveriesLewis&ClarksJournals20250323.JPG「ルイスクラーク探検隊」という2013年のゲームのダイス版のようで2015年に出版されました。元のゲームは自分が苦手とするワーカープレイスメントらしく、遊んだことがないのですが、このゲームはダイスの使い方が非常に面白くて気に入りました。

自分が振ったダイスは資源となり自分のボードのプールに置いておきます。手番にはこれらのダイス目から1種類を選んでボードに配置していくか、ダイスを回収するかのどちらかです。配置するときに中央のプールに捨てなければならないますがいくつかあり、どんどんダイスが減っていきます。特殊カードを購入すると中立の灰色ダイスが獲得てきます。アクションの目で一気にアクションを起こして、旅程カードに示された山や川を越えていき、それらのカードで点数を得ていきます。

面白いのはダイスの回収アクションです。ボード中央にはダイスの目によって2つのプールがあり、そのどちらかをすべて回収できます。これらは他人のダイスや中立のダイスも含みます。あるいは、自分の色のダイスをすべて回収するという選択肢もあり、この場合はそれが中央のプールであろうと他のプレイヤーのボードやプールであっても回収できるのです。つまり、相手のダイスも積極的に使えますが、それには回収されるリスクが伴うのです。このダイスの使い方は初めて見ましたが、インターアクションが面白いです。
他にも旅程カードを2枚達成すると追加手番があるなどいろいろなルールがあり、それなら旅程カードの低い点数を2枚達成する方が高い点数を1枚達成するよりも効率的な気もするなど、気がかりな点もいくつかありますが、全体としては非常に楽しめました。

3人で遊んでえふぇさんが勝利。「ロストシティボードゲーム」のあとに締めのゲームとして今度は4人で遊び、追加手番を有効に使ったえとせとさんの勝利。自分はどちらも最下位でした。

結果
1戦目:えふぇ 61、スコット 48、自分 45
2戦目:えとせと 65、スコット 45、でんちゅう 43、自分 39



フタン Hutan: Life in the Rainforest
(説明 15分 プレイ時間 40分)
Hutan20250323.JPG4x4の個人ボードをさまざまな花や木や動物で埋めていくゲームです。ボードはいくつかの島に分かれています。手番には場のカードを取ってカードに描かれた花タイル(1−3)をボードのマスに置きます。このとき1回の手番で置く花タイルは全て繋がっていなければならず、またこれまでに置いた花タイルと隣接していなければなりません(「ピックアペン庭園」のルールと同じ)。同じ色の花なら2枚まで重ねられます。このとき2枚目は置かずに代わりに木を置きます。またエリアで木を置く最後のマスだったら動物を置きます。動物の周りには1枚ずつタイルを置けるし、さらに動物自身も高得点になるので大切です。

エリアのマスすべてを同じ花タイルで埋めると点数になりますが、異なる花が混じっていたり埋まりきらなかったりすると逆に失点になります。これが「チケットトゥライド」の乗車券カードみたいで、かなり厳しいルールだと思います。

各ゲームでは目標カードがあり、そのうち動物をボードの外側に置くというのを2回くらい達成しました。しかし、手番順で最後はどうしょうもなく複数のエリアをマイナスにせざるを得なくなり、このあたりは不満点です。

悪くないのですが、埋まらなかった、あるいは1種類でなかったエリアはマイナス点ではなく無得点、くらいが妥当なのではと個人的には思います。

結果:えふぇ 109、自分 97、スコット 90



ロスト シティ ボードゲーム Lost Cities: The Board Game (コスモス2018年ドイツ版)
(プレイ時間 70分)
LostCitiesDasBrettspiel20250323-1.JPGスコットさんが買ったばかりだという「ロストシティボードゲーム」です。スコットさんと自分以外は初プレイ。「ケルト」のアメリカ版だったのですが、スコットさんが所有しているのはコスモスのドイツ語版です。この「ロストシティボードゲーム」は版によってカードやボードのグラフィックが異なりますが、この最新版が一番見やすいと思います。

LostCitiesDasBrettspiel20250323-2.JPG「ケルト」では各色での列は昇順でも降順でも良かったのですが(カード自身に点数がないためにある意味で適切だと思われる)、「ロストシティボードゲーム」では「ロストシテイ」にならって昇順のみとなり、このキツさの方が良いという人も多いようです。他の相違点は3ラウンド制だということ、そして点数が「ケルト」の5倍になっていることです。

久し振りにこのカードゲームのニュアンスを楽しみました。思ったよりも色々と考えますね。クニツィア会でも遊ぼうかと思います。

結果:自分 480、スコット 455、稲月 350、えふぇ 285



このあと、もういちど「ディスカバリーズ」を遊んで終了(結果は前述)。重いゲームの会だということで心配していましたが、楽しく遊べました。

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