土嚢の会 2025.02.01

第91回目の土嚢の会です。なんと17名参加(うち新規参加者3名)と大盛況です。土嚢デラックスの「アダプトイド」を久しぶりに遊びました。「トライク」「クインテン」「オルソノームズ」は初プレイ。個人的には「クインテン」が良かったです。



アダプトイド Adaptoid (スーパーアダプトイド Superadaptoid)アダプト3 Adapt3 (スーパーアダプト3 Superadapt3)
(説明 10分 プレイ時間 80分)
Adaptoid20250201.JPG先に到着していた新潟からの刺客、ナポポラさん&ぱごすさんと3人で「アダプトイド」を遊びました。手番順は時計回りですが、自分が捕食できるのは(つまり自分の被食者は)一つ前の右隣りのプレイヤーのアダプトイドだけです。しかし窒息させるときには誰のアダプトイドでも取れます。目的は自分の被食者のアダプトイドを8個獲得することですが、すべてを自分で行う必要はありません。しかし、自分の捕食者を窒息させると、自分の被食者が有利になるというわけです。

ぱごすさんが卵作戦として、ハサミも足もないアダプトイドを列に並べて壁を作ります。自分はぱごすさんを捕食できないのでナポポラさんになんとかして欲しいものですが、壁を崩すと自分に攻撃されるのが目に見えているので膠着状態になってしまいます。そうしてこの優位性を保ったまま自分が窒息させられてぱごすさんに8、9個目のアダプトイドを取られて敗北。自分の捕食者であるぱごすさんの勝利(写真は終了時)。

結果:ぱごす(黒の捕食者である赤) 勝利
被食・捕食数
ぱごす(赤) 被食数5 勝利:捕食数 黒7、白1
ナポポラ(白) 被食数7:捕食数 赤4、黒2
自分(黒) 被食数9 敗北:捕食数 白6、赤1



Lunch20250201.JPG早速ランチブレークです。久し振りのドライカレーは美味しい!




トライク Trike
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
Trike20250201.JPG正三角形のボードでポーン1つを交互に動かしながらディスクを配置していき、最後に手詰まりになった時にポーンとその周囲に置かれたディスクが多い方が勝利するというゲームです。ポーンから直線上にある空きヘックスに自分のコマを置き、そこにポーンを移動させます。このときポーンが他のコマを飛び越えることはできません。

かなりニムっぽいゲームです。ルールにもう一工夫あっても良い気がしますが、ミニゲームとしては悪くないです。どのボードの頂点、辺、内側で周囲のヘックス数が3、5、7とすべて奇数なので必ず決着がつくのは考えられています。写真は2戦目。盤面の一部だけ使っていく展開になりがちですね。

結果
1戦目:よしだ 3、自分 2
2戦目:自分 5、よしだ 2



スクアドロ Squadro
(プレイ時間 40分)
Squadro20250201.JPG先月遊んで非常に気に入り購入してしまったゲーム。よしださんは「バックギャモンみたいだ」と言っていましたが、確かにその通り。運の要素がないので「リンジャ」にも少し似ていますが、こちらの方がよくできていると思います。大分コツがわかってきました。

結果:自分 勝利、よしだ 敗北



クインテン Quinten
(説明 5分 プレイ時間 各10-20分)
Quinten20250201.JPG「クエンティン Quentin」だと思っていたら「クインテン Quinten」でした。読み間違えていたかと思ったら、もともとはクエンティンだったようで、2022年にルールを一部変更した上で名前を変更したそうです(kobaさんの情報&ボードゲームギークによる)。

正方グリッドで遊ぶコネクションゲームで、縦横に隣接しない斜めだけのつながりを禁止するというルールにより切り違いを防いでいます。面白いのは囲碁のようにエリアを囲むとテリトリーと呼ばれ、囲んだ石の数がより多い方がそのエリアを全て自分の石で埋められるというところです。これは面白い! 今日一番の傑作です。3回も遊んでしまいました。

テリトリーの定義が旧ルールと新ルールで少し異なり、さらに今回はそれらも誤解してた部分があったので、次回またきちんと遊びたいものです。
https://boardgamegeek.com/thread/2926731/revised-rules-game-now-called-quinten

結果
1戦目:自分* 勝利、koba 敗北
2戦目:koba 勝利、自分* 敗北
3戦目:自分* 勝利、koba 敗北



Choshinorio20250201.JPG初参加の米光さんのデザインしたゲームのテストプレイです。チェッカーのような動きを取り入れたゲームで、これからが楽しみです。(本人の許可を得て写真を掲載)




ベニス コネクション Venice Connection (ジェリージェリーゲームズ版)
(プレイ時間 各5-10分)
VeniceConnection20250201.JPGぱごすさんのお気に入りのゲームだそうです。久し振りに遊びました。T字路タイルは裏側が2種類異なるので、不確定要素を無くそうとさっさとT字路タイルを使いました。最後は読み合いでニムみたいな感じです。手軽なので合間に遊ぶには良いかもしれませんね。

結果
1戦目:自分* 勝利、ぱごす 敗北
2戦目:自分 勝利、ぱごす* 敗北



アッパーハンド Upper Hand (7路盤)
(プレイ時間 各10−25分)
UpperHand20250201.JPG続けて「アッパーハンド」。ボールを積んでいくだけのゲームなのですが、かなり大局的な読みを必要とされるのが魅力です。まずは、ぱごすさんに紹介を兼ねて1プレイ。後手だったのですが、経験の差で勝利しました。続けて2戦目はあべりょさんと。これはそれぞれ先手が勝ったのですが、2点差という僅差で敗北。次回は9路盤もやりたいですね。

結果
1戦目:自分 10、ぱごす* 0
2戦目:あべりょ 12、自分 10



オルソノームズ OrthoGnomes
(プレイ時間 35分)
OrthoGnomes20250201.JPG前回のゲームマーケットで購入した新作。1x1x3の立方体3つがつながった直方体の棒を交互に積んでいきます。各立方体にはどちらかのプレイヤーのシンボルが描かれており、上から見て4x4の範囲に収まるように、そして崩れないように積まなければなりませんが、高さには制限はありません。

しかし、隣接する棒は同じ方向を向いていてはならないという配置制限があり、この制限が非常にきついし分かりづらいです。選択肢を少なくするために設けたのだと思われますが、ルールとしてあまりメリットを感じません。

すべて置き終わった時に側面と上側の5面の4x4で縦横斜めに4つ自分のシンボルが並ぶと1点です。これを先後交代して2回行い合計点を競います。

すべてが自分のシンボルという棒が1つだけあり、これは角の自分のシンボルの上に立てるのがベストに思えます。そうすれば2つの側面で4つ並ぶことになり2点が確定するからです。

1回遊んで挫折しそうになりましたが、いちおうルール通りに2回遊んで1点差で勝利。配置制限のルールは撤廃した方が良いのでは?

結果:自分 9、土井 8



TeaAndScone20250201.JPGここでティーターム。久し振りにマーブル特製のスコーンセットを食べました。美味しい!




フィボナッチ Fibonacci
(プレイ時間 各10-40分)
Fibonacci20250201.JPG最後は初参加のキリンさんと「フィボナッチ」です。1手番に6アクションもあるのでかなりスピーディーでユニークなゲームです。移動して交換というのはあまり類を見ないシステムだと思います。

1戦目に勝利した後、あべりょさんと2戦目。あべりょさんは強く、こちらは終盤に移動力を削られてジリジリと負けてしまいました。再び探究心をそそるゲームですね。

あとで気がつきましたが、ボードは91マスあるのでこの第91回土嚢の会にふさわしいゲームだったのでは!?

結果
1戦目:自分 勝利、キリン* 敗北
2戦目:あべりょ 勝利、自分* 敗北



これで土嚢の会は終了です。参加者のうち半分の8名(いとう、たっくん、コガ、うっかり、道化師、中村、タクヤ、佐藤(敬称略))とは遊べませんでしたが、また次回遊びましょう。

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