第90回土嚢の会です。90回記念ということでファイア&アイス大会を並行して行いました。参加者12人のうち11人が大会に参加し9人がエントリー条件の3ゲームを行いました。
マーブルのランチは正月らしくお雑煮でした。温まりますね。
ツタンカーメン Tutankhamun (グループSNE版)
(プレイ時間 35分)
初めて遊ぶ日本版の「ツタンカーメン」です。Tutanchamun(アミーゴ)、Tutankhamen(アウトオブザボックス)Tutankhamun(25世紀ゲームズ)などいろいろな綴りがありますが、グループSNEのウェブサイトによると最新の25世紀ゲームズ版と同じ綴りのようです。初版からのクラシックルールと、数年前に出版された25世紀ゲームズ版の新ルールと似たモダンルールの両方が遊べるようになっています。残念ながら、タイルの視認性はかなり悪く同じ8のタイルでほとんど似ている絵柄などがあってプレイアビリティは悪いです。しかし、財宝1つ分になるファラオタイルを使う時に全員で同時に握るようにするというように明文化されているのは良いことだと思います。
今回は3人プレイで26点スタート。自分は8と6の1位を取る予定で残り14点までちゃんと計画して下げたのですが、あと1−2手というところで1歩先んじたスコットさんにやられてしまいました。次回はモダンルールをやってみたいです。
結果(クラシックルール):スコット 0(勝利)、とけい 5、自分 8
ヤバラックス Yavalax
(プレイ時間 各5-15分)
この時点では、まだヤバラックス大会を行う可能性もあったので、未プレイだというコガさんと2戦対戦しました。2戦目はちょっと油断しすぎたこともあって敗北。このあとファイア&アイスも練習しました。
結果
1戦目:自分* 勝利、コガ 敗北
2戦目:コガ* 勝利、自分 敗北
ファイア & アイス Fire and Ice
(プレイ時間 各15−25分)
90回記念ということで、大会を企画しました。「ヤバラックス」か「ファイア&アイス」を提案してどちらも準備していました。初参加のコガさんと両方を練習したあと、そのときにいた自分以外の7人の参加者で多数決を取って、ファイア&アイス大会に決定しました(ヤバラックス大会は100回例会までお預けです)。「ファイア&アイス」は2セットあるのでフルに回していけばかなり回数をこなせます。最低3人と対戦して、勝ち越し数(勝利数マイナス敗北数)で勝敗を決めます。勝ち越し数が同じなら総プレイ数が多い方が勝利です。そして優勝賞品はファイア&アイスのゲームそのものです。
ここ土嚢の会では結構人気があるゲームで、数学的には位数2の射影平面(ファノ平面)をうまく利用したゲームです。7点7線あり、どの2線も1点で交わるので7点は完全に同等なのです。ここで3目並べを行い、勝った場所がさらに大きなファノ平面の3目担っていれば勝利というのも良くできています。マジョリティではないので3対4で数では負けていても一列に揃っていれば勝っていることになります。これをうまく使いたいところですがなかなか難しい。さらに手番では自分のペグを同じファノ平面内のどこか、あるいは別のファノ平面上での同位置に動かすかのあと、そのペグがあった場所に相手のペグを置くので一筋縄ではいきません。
コガさんとの練習では勝利したあとに、続けて初参加の篠原さんとプレイ。ここでは1勝できたものの、そのあとは3回とも負けてしまいました。特にエサさんは圧倒的に強かったです。優勝はエサさん。おめでとうございます!
あまり気にしていなかったのですが、どうも先手が有利みたいです。今回は合計19戦中、先手勝利15回、後手勝利4回でした。パイルールを導入するのも難しいのも問題ですね。もし2回目があるときは何か対策を考えなえればなりません。
将来的にはファイア&アイスを7セット集めてボードをファノ平面の形に並べて、拡大版ファイア&アイスをやったら面白いかもしれません。別のボードには全く同じ位置に動かせるというのが妥当でしょう。時間はかかりそうですが。
個人結果
練習(公式記録に含まず):自分 勝利、コガ 敗北
1戦目(15分):自分 勝利、篠原* 敗北
2戦目(20分):大新* 勝利、自分 敗北
3戦目(25分):たっくん* 勝利、自分 敗北
4戦目(20分):エサ 勝利、自分* 敗北
大会結果(上位5名)
1位:エサ 7勝0敗
2位:大新 3勝1敗
2位:たっくん 3勝1敗
4位:コガ 2勝0敗
5位:道化師 1勝2敗
セカンド ベスト 2nd Best!
(説明 5分 プレイ時間 各5分)
ゲームマーケットで購入したゲーム。ルールを聞いて面白そうだったので購入したのですがすっかり忘れており、スコットさんが解読してくれました。今回は基本ルールでプレイ。各プレイヤー8枚ずつのディスクを持ち、まずはそれらをすべて配置し、それから交互に動かしていきます。ディスクは3段までしか重ねられず、移動はスタックの一番上の自分のコマを隣接マスか対岸マスに移動します。こうして3段すべて自分のディスクのスタックをつくるか、4マス隣接する自分のコマが一番上のスタックを作れば勝利です。
面白いのは相手が手番を行った後、任意でセカンドベストの宣言ができることです。セカンドベストを言われたプレイヤーは今行ったのとは異なる手を打たなければなりません。このルールがなかなか良い味を出しています。
「ファイア&アイス」の練習試合の後遊びました。とりあえずしばらくは基本ルールで遊び、いずれカードなどの拡張も試してみたいです。
結果
1戦目:スコット* 勝利、自分 敗北
2戦目:スコット 勝利、自分* 敗北
スクアドロ Squadro
(説明 5分 プレイ時間 各25−30分)
5年半ぶりに参加してくれたアドさんがデザインした「スクアドロ」を遊びました。2人のプレイヤーはそれぞれ5つのコマを持ちます。これらのコマ5個のうち4個を1往復させるのが目的です。
それぞれのコマはボードに移動力が書かれており、往路と復路の移動力の合計が4になっていて、往路1復路3、往路2復路2、往路3復路1の組み合わせがあります。
手番では自分のコマ1つを移動力だけ進めます。途中に相手のコマがあると、それを飛び越えた次の空きスペースで必ず移動を終えます。相手のコマが連続していたらそれら全てを飛び越えられます。そしてそれら相手のコマは往路ならスタート位置まで、復路なら折り返し地点まで戻されるのです。
面白いのは戻された方が良いことも多いということ、あまり1つのコマを早くゴールさせると選択肢が減って(このゲームは常に5択です)しまい不利だということです。運の要素がないレースなのでちょっと「リンジャ」に似ているかもしれません。
ファイア&アイスの3、4、5戦目のあとに1回ずつ遊びました。まずは作者のアドさんに教えてもらいながら1戦。そのあと篠原さん、土井さんと1戦ずつ遊びました。ギガミックのこれまで遊んだゲームでは一番面白いのではと思います。
結果
1戦目(25分):アド 勝利、自分 敗北
2戦目(25分):自分* 勝利、篠原 敗北
3戦目(30分):土井* 勝利、自分 敗北
囲碁 Go (9路盤)
(説明 プレイ時間)
最後はエサさんと9路盤の囲碁です。かなり久し振りで色々とすっかり忘れていました。もう敗戦濃厚だとおもっていたら、最後には大量にエサさんの石をとって逆転勝ち。でもあまり勝った気がしないなあ。次回は13路盤くらいでリハビリしようかと思います。
結果:自分* 勝利、エサ 敗北
終了後は6人ほどでいつもの中華料理店へ。
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