2025年の草場さんの家でのゲームパーティーは毎年1月2−4日の3日間ですが、今年は1月5日も含めて4日間です。そのうち3日目にあたる1月4日に参加しました。土曜日なので、2183回目のなかよし村も兼ねていたようです。
リバース Rebirth
(説明 15分 プレイ時間 50分)
クニツィアの「リバース」から易しい方のスコットランドを遊びました。4人なので各タイル9枚です。大聖堂を早めにとって個人目標を獲得していきますが、最初の3枚がすべて3点カードだったのでなかなか指針が立ちません。今回は城の取り合いが激しくて面白い展開になりました。この城の取り合いは「サムライ」にかなり近い感覚があります。スコットさんがスコットランドを制覇! 次回は裏面のインターアクションがより強いアイルランドをやりましょう。
結果(スコットランド):スコット 133、自分 123、マルベリー 104、みつる 99
ルージング ローダム Losing Lodam
(プレイ時間 約60分)
イギリスの古いマストフォローのトリックテイキングゲームです。ボードゲームギークによれば1586年、ウィキペディアによれば1591年や1534年に生まれたとなっています。ランクはA>T>K>Q>J>9>・・・>2の順で、A,T,K,Q,Jはそれぞれ11、10、3、2、1点です。つまり4スートで合計108点です。目的は31点以上取らないこと。ライフ3から始めて、31点以上取ると(いない場合は最多点数だと)ライフを失い、ライフが3つなくなると脱落です。
特徴としては、フランティックなカード交換があること、そして切り札が途中で決まることです。
配られたら、トップ(AとT)同士や絵札(KQJ)同士を他のプレイヤーと伏せたまま交換できます。同じスートを交換した場合は無効で元に戻します。これは手番順などではなくリアルタイムで気が済むまで行います。このシステムは斬新。
最初はノートランプで始まりますが、フォローできないカードが出された時にトランプが決まります。使わなかったカードの一番上をめくり、これがこのトリックも含めたこれ以降の切り札スートになるのです。これも斬新なシステムです。
トリックを避けたいゲームなので、できるだけボイドにするようにカード交換をしますが、自分の長いスートが切り札になってしまうと絶望的です。本来は最後に2人が残るまで行うのですが(そしてライフが多い方が勝つ。タイブレークは最終ディールでの失点)、今回は1人脱落した時点でマルベリーさんと自分がまだ3ライフあり、もう1ディールだけ行い、自分がライフを失ったところで終了としました。次回は最後までやってみたい。
参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Losing_lodam
結果:マルベリー 3、自分 2、スコット 2、草場 2、道化師D 1、みつる 0(脱落)
ギャング The Gang
(プレイ時間 40分)
テキサスホールデムで全員の順位を当てるという協力ゲームです。場に5枚手札2枚でポーカーハンドを作りますが、まず手札2枚、そして場札3枚、さらに場札1枚、最後に場札1枚というように4段階あり、その度に全員が自分の順位だろうという数字札を取ります。各段階にはプレフロップ(ディール)、フロップ、ターン、リバー、という名前がついています。
3敗する前に3勝すれば勝利になります。1回目では先に3敗してしまいましたが、だんだんみんな慣れてきて2回目は2勝2敗から勝って勝利。製品版もあるのでそちらも遊んでみたい。
結果
1戦目 敗北
2戦目 勝利
ラミー17 Rummy 17 (ピアトニク版)
(プレイ時間 4ディール50分)
自分が持ち込んだちょっと久し振りの「ラミー17」です。ラミーといえば世間ではラミィキューブですが、自分はラミー17の方が面白いと思います。2ディール目終了時にはトップと15点差でマイナス12点と最下位でしたが、後半2ディールで15点、12点と得て逆転勝利。
結果:自分 15、みつる 2、マルベリー -6、道化師D -19
サイケデリック ガール Psychedelic Girl
(説明 5分 プレイ時間 40分)
「コロレット」のようにカードをめくって人数分ある列のどれかに加えるか、列のどれかを取るか、というゲームです。大きく違うのは列に右と左があること。列のカード枚数上限は左右合わせて3枚ですが、片方に2枚が上限です。そして列を獲得する時に左側のカードは左隣りのプレイヤーとの間に、右側のカードは右隣りのプレイヤーとの間にそれぞれ置きます。カードは同じスート3枚はプラス点で端数はマイナス点です。最終点数は自分の右側のカード点から左側のカード点を引いたものなので、左側のカードは端数はプラスで3枚揃うとマイナスなのです。かなりややこしいです。スコアはゼロサムになります。
ちょっと凝りすぎたルールで、頭の中でマイナスとプラスがごちゃごちゃになってきます。おそらく一番問題なのは3枚でプラス、端数はマイナスというところです。特に2人のプレイヤーが関わっているので、ここはすっきりとすべてプラスにした方が良かったのでは?
結果:スコット 15、マルベリー 10、自分 8、みつる −16、道化師D −17
ベニスの仮面舞踏会 Maskenball Venezia
(プレイ時間 10分)
久し振りにもちこんだ「ベニスの仮面舞踏会」です。ルール通りに10点先取で行いました。すぐ隣のプレイヤーの仕草は意外と見づらくて、向かい側のプレイヤーの仕草を見ることに専念していました。自分のカードがどんどん取られた時の絶望感が良いです。
結果:みつる 10、マルベリー 8、スコット 8、道化師D 6、自分 5
ベリシネベリシ Verish' Ne Verish'
(プレイ時間 30分)
再び草場さんとトランプ。いつもの「ベリシネベリシ」です。今回は注意深く両隣のプレイヤーの手札枚数を見ていたこともあり、すごく久し振りに1位で抜けました。そのあとのプレイを見ているのも楽しかったです。
結果:自分 1位、マルベリー 2位、みつる 3位、スコット 4位、草場 5位、道化師D 6位
ミニミゼール Minimisère
(プレイ時間 8ディール30分)
「ミニミゼール」はパーラットが創作した手軽なトリックテイキングゲームです。AKQJT9とジョーカーの25枚しか使いません。手札5枚で5トリックを行います。目的は全てのトリックを取らずに3トリック以上取るか、トリックをまったく取らないこと。獲得したトリック数が0、1、2、3、4、5で、それぞれ3、1、2、6、8、0点を得ます(スコアはアレンジしており、本来ノートリックは5点ですが、ここでは3点として遊んでいます)。なおプレイ前にロット Lot というビッドができ、これは全てのトリックを取るという宣言です。成功すれば10点、失敗すれば自分以外全員に5点です(それ以外の点数はありません)。
プレイ自体はノートランプ、マストフォローでジョーカーはリードで最強、フォローで最弱です。リードの時にスートを指定することもできます。何ディールかやって31点以上になれば勝利(本来は25点以上みたいです)。
名前は何度も聞いたことがあるゲームですがプレイは初めて。想像していたよりもずっとタイトで良いゲームでした。たった25枚というのが驚きです。5ディール終了時は最下位だったのですが、6ディール目で4トリック8点を獲得。最終的には2位になれました。
参考:https://www.parlettgames.uk/oricards/minimis.html
結果:草場 33、自分 27、みつる 26、スコット 23、マルベリー 22
カナスタ Canasta
この日の最後を飾るのは「カナスタ」です。ランダムでチーム分けをしてスタート。やぬきさんが結構早上がりをするので、手札を溜め込んでいたマルベリー&けがわチームは終始負けていました。4ディール終了時には1550対2600と1000点以上の差がついています。
第5ディールからは両チームともイニシャルメルド120点なので、捨札を取ってイニシャルメルドをすることを目指します。しかし双方のチームがどんどん捨札をしていき、捨札にはナチュラルカナスタがいくつか含まれているのでは、という状態になります。お互いにワイルドや黒3を捨てて凌いでいく展開。ついに耐えきれなくなって、マリベリーさんは8を捨てるのですが、次のみつるさんは8を取りません。次の自分の手番では8かJを捨てる選択なのですが、みつるさんに8がないということはやぬきさんに8のペアがある可能性が高いと思い、8を捨てずにJを捨てたのですがこれが運命でした。やぬきさんは大量の捨て札を取り、そのまま勝ち切りました。ほぼトリプルスコアです。こんなこともあるのですね。
結果(5ディール):やぬき&みつる 5120 マルベリー&自分 1750
今年の草場詣も楽しかったです。またトランプ遊びたい。
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