八丁堀トリックテイキング会 2024.12.22

さやさん主催のトリックテイキング会です。今回の会場は東京・八丁堀です。



マシュマロ テスト Marshmallow Test (ゲームライト版)
(プレイ時間 3ディール25分)
MarshmallowTest20241222.JPG4人でまずはルールがシンプルな「マシュマロテスト」です。3トリック取ると他のプレイヤーがそれまでに取ったトリック数が点数になるところまでは「ブードゥープリンス」と同じですが、細かい点がいくつか異なります。0、5、7のカードの特殊能力はなく、また第1ディールは切り札がありません。第2ディール以降では、切り札が出たトリックはフォローせずに切り札を出すことができます。そして最後の1人は自分の取ったトリック数は点数にならずに0点です。一番異なるのは終了条件で、誰かが20点に達した時点でサドンデス終了です。

今回は欲張りすぎて2ディール連続で最後になってしまい0点。3ディール目ではサドンデス終了になってしまい0点、と結局最後まで無得点・無マシュマロでした。

結果:Yoko 21、スコット 16、ピザ 13、自分 0



12チップ トリック 12 Chip Trick
(プレイ時間 95分)
12ChipTrick20241222.JPGピザさん持ち込みの「12チップトリック」です。3人で遊んだことはありますが4人は初めて。チップの構成は1-3、10-12が青で4-9が赤の12枚。しかし4人だと3、4、9、10(つまり青と赤の境目になる4枚)を追加するので16枚を使います。なので「16チップトリック」ですね。

トリックに勝ったプレイヤーから時計回りに、トリックで出されたチップを1枚ずつ取るのですが、赤いチップを優先的に取らなければいけません。トリックに勝ったプレイヤーのチップはもう使えませんが、他のプレイヤーが取ったチップはそのまま手札になります。こうして、誰かが4トリック取った時点で持っている4枚のチップが21を超えずに最も高い人が勝ちます。

チップの平均値は6.5なので4枚合計だと平均して26になります。なのでできるだけ低いチップを取っていく作戦になります。しかし、全員がバーストしていた時は最も合計値が高いプレイヤーが勝つのです。なので、かなりバランス感覚が必要になります。特に赤9は出すと取らされてしまう可能性が高い嫌われ者のチップで、どう処理するかが問題になります。先に3勝すれば勝利。今回は接戦になり全員2勝でタイというところから最後にYokoさんが勝ちました。

3人だとそこまで気になりませんが、4人だとトリックで数値が大きい順にチップを取ったほうが良いかもしれません。また以前3人で遊んだ時の記録を見ると、21を超えたら半分にするというルールだったので、今度はそれを採用してみようと思います。

結果:Yoko 3、ピザ 2、スコット 2、自分 2



トゥーペン Toepen
(プレイ時間 65分)
Toepen20241222.JPGブラフのあるトリックテイクです。草場さん考案の勝者は最後の支払額と同額を取れる、というバリアントルールです。25点持ちで遊びました。

最強のAが3枚あると口笛を吹かなければならず、最弱の7が3枚あると(Aが3枚のフリをして)口笛を吹いても良い、というルールがありますが、今回はスコットさんが口笛を吹いていました。しかしAが3枚ではなく7が3枚だったみたいです。

序盤は勝負に出ていてかなり負けていましたが、終盤で手札が良い時にうまく掛け金を釣り上げて勝利しました。やはり「トゥーペン」は面白い。

結果:自分 16、ピザ 11、スコット 1、Yoko 0、ズミ 0



ミノ ダイス Mino Dice
(説明 10分 プレイ時間 30分)
MinoDice20241222.JPGダイスを使ったトリックテイクです。タイトルのMINOをMINDだと思っていらのですが、マインドダイスを調べても一向に検索に引っかかりません。写真をよくみたら、MINOでした。よく考えたら、MINOはダイスの目にもなっているミノタウロスだったのですね。

ダイスの色をフォローし、その場で振るというゲームで、どうも既視感があると思って後で調べてみると「スカルキングダイスゲーム」のリメイクだったみたいです。ヨーホーホー。どうにも運の要素が大きすぎて、あまり好みではないのですが、ずっと前に「スカルキングダイスゲーム」を遊んだときよりは楽しめました。まあダイスを使ったトリックテイクなら「ノコスダイス」の方が良いですね。

結果:ティモ 180、ハッチ 170、スコット 120、マルベリー 90、自分 60、みつる 40



トリカロス Trickarus
(説明 10分 プレイ時間 20分)
Trickarus20241222.JPGイカロスの翼をモチーフにした太陽、月、雲、雨の4つのスートで行うトリックテイクです。カードは昼と夜の上下に分かれていてそれぞれ数値が異なります(和が10になるようになっているみたいです)。そして昼のトリックなら昼の数値とスートしか有効ではないわけです。昼夜が変更されるカードが4枚くらいあって、これによって昼と夜が変わります。なお切り札スートは昼なら太陽、夜なら月です。

トリックに勝つと自分のコマを1マス太陽に向けて進められます。目的は誰かが太陽まで行ってしまったディール終了時に、太陽の手前でできるだけ太陽に近づくことです。

他のプレイヤーのコマがあるマスは飛ばして考えるので、うまく太陽のすぐ下のポジションを取るのが勝つ秘訣だと思います。序盤はスートと切り札の関係性で混乱していたのですが、それがやっとわかったときにはもうかなり手遅れでした。面白いと思うのでまた遊びたい。

結果:さや 9、ハッチ 8、自分 6、ティモ 0、スコット 0



うつけ Utsuke
(説明 10分 プレイ時間 15分)
Utsuke20241222.JPG評判も良かった「うつけ」です。ちょっと「ロボトリック」に似ていて殿様という人間ではない架空のプレイヤーがいます。殿様の手札は1列に並べられ、右端のカードが常に切り札です。殿様のプレイは「ロボトリック」のロボットよりも単純で、リードは常に右端(切り札)、フォローはフォローできる最大の数値、フォローできない時は左端と決まっています。プレイ前に殿様が何トリック取るかをみんなビッドし、当たれば点数になります。ただし、殿様よりも多くトリックを取ってしまうと「うつけ(愚か者)」になってしまうのです。

殿様より多く取ってはいけないというのが「キングルイ」っぽいです。3点先取なので、たったの2ディールで終わってしまいました。ちょっと物足りないです。

結果:ティモ 3、自分 3、さや 2、ハッチ 1、スコット 0



ティンダハン Tindahan (フィリピーノ. フルーツ マーケット Filipino Fruit Market より)
(プレイ時間 3ディール40分)
Tindahan20241222.JPGかなり久し振りに遊ぶ「ティンダハン」です。独立したゲームとしてシングルカットされてニューゲームズオーダーから出版されていますが、自分が持ち込んだのは「フィリピーノフルーツマーケット」という2つのゲーム(ティンダハンとバストス)が遊べるセットです。

5スートに対応するエリアマジョリティーのボード代わりのカード5枚が中央に並べられます。トリックで通常通りにプレイするか、プレイせずにリードスートに対応するカードに自分のコマを置くか、のどちらかができます。ディール終了時に置いたコマでエリアマジョリティーを行い1位2位に5点3点が与えられます(トランプだと6点4点)。トリックに勝つと2点なのでトリックに負けるくらいならばコマをおいた方が良いかというとそうでもなく、最後に残った手札は1枚マイナス1点なのです。

これはかなり好みのゲームです。これまであまり遊ぶ機会がなく3-4回ほどしかやってなかったのですが、もっと遊ぶ機会を増やしていきたいです。時間の都合で本来は人数分5ディールなのですが、3ディールで終わってしまったのは残念。

結果:スコット 30、ハッチ 28、自分 27、ティモ 21、さや 19



Results20241222.JPG終了後は、有志7人で焼き鳥屋「とりすけ」に行ってちょっと忘年会っぽく楽しみました。また来年もたくさんトリックテイクを遊びたいものです。

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