東京・高田馬場のゲームショップとどプレイスペースで終日ゲームを楽しみました。
アンコンシャス マインド Unconscious Mind
(説明 50分 プレイ時間 135分)
フロイトの無意識の意識をテーマにしたゲーム。ルールの量が盛りだくさんで、かなり大変でした。基本となるシステムはワーカープレースメントです。これでタイルや論文やリソースを獲得したり変換したりします。もうひとつゲームの中心となるのは患者を治療することです。これにはリソースが必要です。他にも色々とあるのですがとても書ききれません。久し振りにルールてんこ盛りのゲームを遊んで新鮮だったのですが、1手番1手番が大変でした。終わった時にはかなりへとへとで、自分が治療してもらいたいくらいです。透明なカードが患者のもやもやを表しているのが良いですね。
結果:ねいじま 197、A 166、みらこー 151、自分 120
マラケシュ MarraCash
(プレイ時間 65分)
pgdbで「もう一度遊びたい」と書いていた2009年(!)の自分のコメントを見て、ねいじまさんが持ってきてくれたゲーム。確かにその時はそう思っていたのかもしれません。そしてBGGでのプレイ記録も残っていないので、遊んだのは2002年よりも前でしょう。つまり遊んでから7-8年後に書いたコメントが、さらに15年後の今、蘇ったというわけです。
ボードには道路と多くの店が描かれています。店は4色あり、来店客の4色に対応しています。これらの客は同色の店に行きたいというわけです。手番は2アクション制で、店のどれかを競りにかけるか客を移動させるかです。任意の組み合わせでこれらのアクションができますが、競りのあとに客の移動はできません。競りは手番順でハードパスのオーソドックスな競りですが、手番プレイヤーは銀行から手数料をもらいます(競り値500以下だと100、 500超過だと200)。
移動は噴水にいる客を全て道路沿いで隣接するいずれかの噴水に移動させなければなりません。この途中に客の色に対応する店があると、客はその店に入ってしまい店の持ち主はN人目につきN*100の収益を得ます(ただし上限500)。そして手番プレイヤーはその店から手数料を得ます(収益合計が300以下のとき客1人につき50、300超過のき100)。ここでわかりづらいのは、その店の収益合計を見ますが手数料はそれぞれの客に払うところです。つまり1人目と2人目なら収益合計300なので1人につき50、合計100の手数料です。つまり3人目だけなら50、2人目と3人目ならだけなら200、となります。メビウス訳には誤りがあり、300未満と300以上で分けるようになっていました。
客がこの街に来る入り口となるマスは3つあり、そこから移動すると手番終了時に3人が客の列のどちらかから補充されます。なのでどういう色の客が来るかはある程度わかるので、それを考えて作戦を立てていくのが良いでしょう。店の値付けも難しいのですが面白いゲームです。もう一度遊びたい。
結果:みらこー 5400、ねいじま 4475、自分 4400、A 2400
トップ ザ スタック Top the Stack
(プレイ時間 15分)
体積、長さ(メートル法)、長さ(ヤードポンド法)の単位が書かれたチップを小さな単位から素早く積み上げていくスピードゲーム。各自14のチップを裏向きに並べ、スタートの合図「トップザスタック!」で1枚ずつめくって場に出していきます。一番小さな単位はそのまま出し、それ以外の単位は1つ下の単位があればその上に置けます。こうして誰かが残り4枚になったら終了し、そのプレイヤーは無失点、それ以外のプレイヤーは残りが失点になります。
3セット入っていて3ラウンド行うことが推奨されているのでその通りにしました。長さのヤードポンド法は自分は慣れているつもりでしたが、普段使わないハロン farlong やファゾム fathom が入っています。これを入れるならチェイン chain も入れて欲しかった。ちなみにマイルとヤードの間の日常生活で使わない単位は以下の関係になっています。
1 mile = 8 farlong = 80 chain = 880 fathom = 1760 yard
また、すべてメートルで終わるので簡単に思われたメートル法も decameter と decimeter があって混乱します。思ったよりずっと面白い。しかし自分は大敗しました。
結果:みらこー 4(4+0+0)、ねいじま 15(0+7+8)、A 18(7+6+5)、自分 22(10+5+7)
リバース Rebirth
(説明 15分 プレイ時間 40分)
続けてのクニツィアゲームは最新作「リバース」です。みんなゲーム慣れしているのでインターアクションが強目の「アイルランド」で遊びました。前回の失敗を思い出し、かーんさんの作戦を使って城4つと塔4つを繋げます。さらに適度なタイミングで当の特殊能力を使うことができ、勝利。
結果(アイルランド):自分 188、A 133、みらこー 124、ねいじま 122
カナル ハウス Grachtenpand
(プレイ時間 20分)
オランダの運河沿いの家を題材にしたカードドラフトゲーム。オーソドックスに1枚選んで自分の前に出し、残りを左隣りのプレイヤーに渡す、というものです。一番下の階層と一番上の屋根は使える場面が限られています。ドラフトゲームがあまり好きではないので、このゲームも特に何の感想もないのですが、好きな人は楽しめるのでは?
結果:ねいじま 28、自分 26、みらこー 22、A 17
バブル Bable
(プレイ時間 各20−30分)
バベルの塔の Babel とお喋りの Babbleを掛けたタイトルで、ときどき通じない言葉を駆使しながら建物をみんなで建てていくという協力ゲームです。各プレイヤーが知っている単語は4つだけで、それがカードを引く、カードを見せる、カードを渡す、カードで建築するに対応しています。最初はほぼ共通の言葉なのですが、カードを引いて新しい言葉が加わるたびに同じことを意味する古い言葉は忘れたことになってしまいます。さらにややこしいのはこれら新しい言葉では同じ言葉でも違うアクションに対応するものがあり、まさに同音異義語状態になるのです。
2回挑戦しましたが、みんな言葉を忘れたりトンチンカンなことを言ったりで建物を建てきれずにゲームオーバー。2回目の方がいくらかマシだったので、練習すれば勝てるのかもしれません。
結果
1戦目:敗北
2戦目:敗北
21ハンドゲーム 21 Hand Games
(プレイ時間 各10分)
ねいじまさんがエッセンで仕入れた「21ハンドゲーム」です。エッセンでも2日目にヒルコさんとみんなで遊びましたね。1戦目は戦車のゲームをやりました。手を戦車に見立てて移動して打つというものです。アナログさが良いですね。最後はAさんと自分が残りましたが、相打ちでどちらも敗北。2戦目はエッセンでも遊んだ「キャッシュアンドガンズ」を手で遊ぶようなゲームです。自分は読みが外れて早々と脱落。これはAさんの勝利。
このあと、みらこーさんとAさんが2人用で相手の手首を掴むゲームを遊ぶのを観戦していました。確かにこれは見る方が面白いかも。
結果
1戦目(戦車のゲーム):相打ち(A&自分)
2戦目(キャッシュアンドガンズみたいなゲーム):A(勝利)
ココナッツ島 Isle of Coconuts
(プレイ時間 15分)
ちょっと変わったマジョリティーのゲーム。2位がいるときの1位は全員2点ですが、2位がいないときの1位は全員0点です。そしてそこにいなかったプレイヤーは全員1点です。みらこーさんが3−6あたりの2ヶ所で誰かがコマを置く羽目になるのを待ち構えており、その前に自分とみらこーさんが同時に10点になったものの、延長線では差をつけられて敗北。
結果:みらこー 14、自分 11、ねいじま 9、A 7
イングソック1984 Ingsoc 1984
(プレイ時間 25分)
「オフィスの人事 At the Office」のリメイクで「1984」をテーマにした3部作(?)の一つです。ルールは「オフィスの人事」と同じですが、ここでこれまでルールを間違えて遊んでいたことが発覚。良い上司になるためには部下2人それぞれの数値より大きな数値でなければならないと思っていたのですが、等くてもよいのです。通りでこれまでキツイし遊びがないと感じていたわけです。等くても良いということでだいぶ自由度が増えました。例えば上下が3と5だったら4だけでなく3、4、5のどれでも良いわけです。
2種類の色を早取りできたこともあり、白ダイスを使わないボーナスは取れなかったものの勝利できました。
結果:自分 239、みらこー 227、ねいじま 213、A 211
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