第89回土嚢の会です。新規参加2名を含む11名が参加しました。個人的な初プレイは「アブストラクトレイルウェイ」、「オプティック」、「アンブラデコ」、「アンモナイト」、「迷路の終わり」です。新規参加者を中心に土嚢(ネスターゲームズ)もよく遊ばれていました。自分は久し振りに「ミュルスガリカス」を遊びました。
アブストラクト レイルウェイ Abstract Railway
(説明 5分 プレイ時間 各15分)
しのだけさんの持ち込み。スリップストリームの作者が作ったらしいゲームマーケットで少量販売だったゲームです。ヘックスタイルは3色に分かれており、プレイヤーは緑か茶色を担当します。灰色は中立です。線路がループ状になったとき、線路が通っている自分の色のタイルが多い方が勝ちます。また線路には限りがあるので、もうループはできないという宣言をすることもできます。
最初のタイル配置はランダムで、スタートプレイヤーが線路を置き最後の1枚のタイルを置いたところで後手プレイヤーがどちらの色を担当するかを決められます。その後、先手プレイヤーが機関車の向きを決めて開始です。手番ではタイルを1枚移動させ、その後線路を1-2本機関車の場所から伸ばします。そのあと任意で邪魔者となる牛や樹木を配置/移動できます。
コンポーネントは可愛らしくて人目を惹きますが、ゲームはまだ未完成といった感じです。自分はしのだけさん、スコットさんと連続で2回遊び2勝。
結果
1戦目:自分 勝利、しのだけ* 敗北
2戦目:自分* 7(勝利)、スコット 6(敗北)
ロトド Rotodo
(説明 10分 プレイ時間 60分)
一度佐藤さんと遊んでみたかった「ロトド」です。いつも通り小さなボードでプレイ。途中までは五分五分でしたが、列を作って強いコマを増やしていった佐藤さんが中盤以降は優勢になり、そのまま負けてしまいました。さすがです。
結果:佐藤 勝利、自分 敗北
オプティック Optic
(プレイ時間 10分)
得点源となるコマと自分のコマを配置し、それらをうまく移動させて先に4点を取るというゲーム。ルールを聞いても何が何だかよく分からず、書いている今もわかっていないです。申し訳ない。また次回ちゃんと遊んでみます。
結果:佐藤 4、自分* 1
今日のマーブルのオムランチ。スープ付き。
アンブラデコ Umbradeco
(プレイ時間 35分)
少し前にくじらだまから出版された傘をテーマにしたタイル配置ゲーム。手番では2枚の手札からボードに配置して得点し、その後公開されている2枚のうちどちらかを補充します。配置には制限があり、いずれかの傘と接する空きヘックスに配置するか、配置された傘を隣接ヘックスに移動させて空いたヘックスに配置するか、周囲6ヘックスが埋まっている色の傘の真上に重ねて配置します。どの配置方法でも、同じ色の傘は隣接できません。重ねるときも同じ色は重ねられず、3枚以上は重ねられません。そして重ねた傘は移動できません。
同じ直線上にある同色の傘1つにつき1点です。また移動して配置、また重ねて配置をすると、それぞれ1点、5点になります。配置したとき周囲が4色だと3点です。これらの組み合わせて高得点を狙うのです。
序盤は得点源がないので低いですが、その後は7−9点くらいの点数がコンスタントに獲得できるようになってきます。土井さんが優勢だったのですが、最後に中村さんが逆転勝利。アブストラクトではないですが、息抜きに良いと思います。
結果:中村 59、土井* 56、自分 55
頭脳絶好調3D Einfach Genial 3D
(プレイ時間 45分)
純粋な完全情報ゲームではないですが、アブストラクト色が濃いので持ち込みました。前回と異なり、あまり穴ができずに平和な展開でした。それでも徐々に積みづらくなっていくのは変わりませんが、自分は3色で18点の絶好調、そして1色では27点の絶好調も獲得しました。初勝利です。
佐藤さんが「これ3Dじゃないじゃん」と言っていて、まあシステム的には3Dというわけではないので言いたいことはわかるのですが、一般的には立体的になっているので3Dと呼んでも差し支えないと思います。このあとも別の人々で遊ばれていました。
結果:自分 9−10−11−19−23−27、土井 7−8−10−11−15−16、佐藤 6−6−9−10−16−27、道化師 5−6−17−18−18−23
ファイア&アイス Fire and Ice
(プレイ時間 各10−35分)
初参加のコガさん、スイタ氏さんと名作「ファイア&アイス」を遊びました。自分のコマを動かして、元あった位置に相手のコマを置くという独特な流れのゲームです。どうも勝ちを急ぎすぎてしまったみたいで、途中までは悪くなかったものの3戦とも同じような感じで敗北。でも2人とも楽しんでくれたみたいで良かった。
結果
1戦目:コガ* 勝利、自分 敗北
2戦目:スイタ氏* 勝利、自分 敗北
3戦目:スイタ氏 勝利、自分* 敗北
ミュルス ガリカス Murus Gallicus
(プレイ時間 30分)
道化師さんと「ミュルスガリカス」です。久し振りに遊びましたが一進一退の攻防となり、お互いの壁を破れない状況が続きます。最後には端の列に待機させておいたコマを使って勝利。熱い戦いでした。
結果:自分 勝利、道化師 敗北
ポトラッチ クロネ Potlatch Klone
(プレイ時間 15分)
続けて「ポトラッチクロネ」です。ルールを完全に忘れていたので中村さんに教えてもらいました。2アクション制と3アクション制のルールがあるのですが、今回遊んだのは、少しだけわかりやすい2アクション制のルールです。移動が終わった後に移動してきたところに足すというのが少し直感的ではない気がします。でも他のゲームにはないユニークなところもあるのでまた遊んでみたい。
結果:自分 勝利、道化師 敗北
タパス Tapas
(プレイ時間 25分)
数値1、2、3、4のタイルをそれぞれ4、3、2、1枚持ち、手番にはこれらのうち1枚を使ってボードの四辺のいずれかから相手のタイルを押し出します。タイルは数値がそのまま点数になりますが、自分のタイルを押し出すと相手に点数を与えることになります。
初期配置として数値1のタイルが周囲に交互に配置されています。相手のタイルしか押せず、数値の分だけ押すことができます。このとき、辺から最初の相手のタイルまでのマスは数えません。
直接自分のタイルは押せないのでかなり縛りがあります。また高数値のタイルは大きく押せるので強力ですが、そのあとで相手に大きな点数を与えてしまうことにもなるので使うタイミングが難しいです。
今回は途中数値3のタイルを使うタイミングを誤ってしまい、うっかりさんに僅差で敗北。悪くはないのですが、手が狭い気もします。
結果:うっかり 20、自分* 19
アンモナイト Ammonite
コースターを使った紙ペンゲームの一種で、アンモナイト状(螺旋状)の20のエリアのうち連続して4つを取ることが目的です。頂点に当たる部分に交互にマーキングをしていき、過半数(5個中3個)を取るとエリアが取れるという、コンヘックスのようなルールです。しかし、とったエリアより小さい数値のエリアで未確定のものはすべて相手プレイヤーのものになってしまいます。
今回はしのだけさんが8と18のエリアを同時に取って5−8の連続した4エリアを取ると同時に、自分が9−17のエリアが取れて2人が同時に勝利条件を満たすということが発生し、どうやって解決したら良いのか分からなかったので引き分けとしました。どうなっているのでしょうか。
結果:しのだけ、自分 引き分け?
迷路の終わり Maze's End
これも紙ペンゲームです。4x4の16マスの端に入り口と出口があります。直線で迷路の壁を書いていきますが、到達できないようにしてはならないし、全体を分割してしまうようにもできません。ちょっと「フレッシュフィッシュ」や「カイロコリドー」みたいですね。おそらく9枚の壁が必要最大の数だと思うのですが、意外とちゃんと示すのは難しそうです。
結果
1戦目:しのだけ 勝利、自分 敗北
2戦目:しのだけ 勝利、自分 敗北
このあとは小さな忘年会も兼ねて9人でいつもの中華料理屋に行きました。とけいさんとは遊べなかったのが残念ですが、また来年遊びましょう。
しのだけ
アンモナイトについてデザイナーにルール確認しました。1の部屋を取ったプレイヤーが負けとのことです。
※ゲーム終了時のタイブレイクと同様
けがわからしのだけへの返信
なるほど、ちょっとすっきりしませんが、そういうことだったのですね。
この場合は自分が1の部屋を取っているので負けですね。