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第３８回クニツィア会です。会場は神奈川区民館のグループ室で、午後から７時間（13:30-20:30）の開催です。遠方からも含めて１１人が参加。出版社で見るクニツィアゲームの６回目はＦＸシュミットです。

アタック Attacke （１９９３年）

古い年代からたどると１９９３年でまだ扱っていないのはFXシュミットだけだったのですが、クニツィアはなんとたったの１ゲームしか出版していませんでした。なんとなくもっと出版していると思っていたので意外です。「アイバンホー」「キャメロット」「ジェムディーラー」というように何度かリメイクされているゲームです。

また、今回はエッセンシュピール直後ということで、新作「リバース」を２回遊びました。未プレイではキックスターターの「カスカデロ」も遊べました。版違いでの初プレイは「ペンギンパーティー」のプレイテ版です。




ポーリー ポケット 奇妙なペットのいたずら Polly Pocket: Psoty Zwierzaków Dziwaków
（プレイ時間　１０分）
手始めに記憶ゲームの「ポーリーポケット」を遊びました。「ドラゴンの宝」のエグモント版ですが、ルールは同じです。みんな記憶力がよく、あまり無茶をしなかったので中盤くらいまではかなり接戦でした。しかし最後は１点を集めてボーナスを勝ち取ったさぼさんの勝利。

結果：さぼ　２１、自分　１５、たっくん　１３



アタック Attacke （ＦＸシュミット版）
（説明　５分　プレイ時間　２０分）
「アタック」は１９９３年にＦＸシュミットから出版された３−５人用のカードゲームです。リメイクとの違いは、スタートプレイヤーは手札４枚だということや、異なるスートを裏向きにして出すというオプションがないことです。自分がスタートプレイヤーだったので、開始直後に１点獲得したのですが、それ以降はまったく勝てずに最下位でした。３－４回リシャッフルをして勝負がもつれた末に４点目を取ったのはたっくん。

結果：たっくん　４、さぼ　３、ヤスシ　２、もと　２、自分　１



リバース Rebirth
（説明　各１０−１５分　プレイ時間　各４０−６０分）
エッセンの新作で一番期待していたゲームです。手番ではランダムに引いた自分のチップを１枚ボードに配置します。チップはエネルギー、食物、住宅の３種類あり、住宅に関してはさらにマジョリティ争いの個数があります。それぞれボードに配置可能な場所が示されており、隣接する城の確保に影響を与えます。

最初ルールを読んだ時はそんなに面白そうだと感じなかったのですが、ゲームを進めていくとやはり色々なジレンマに満ちています。城の争いなどは「バビロニア」に似た部分もあるし、繋がったチップだけ得点というのも幾度となく見たことがある手法です。さらに目的カードがあるのが現代風ですが、これらのうちどれを達成するのかという取捨選択もあって悩ましいです。

ボードは表裏でスコットランドとアイルランドがあり、今回は易しいほうのスコットランドを遊びました。１戦目はウサギさんとの２人プレイでルールを読みながら手探りプレイ。これはよりルールを理解していたと思われるウサギさんの勝利。続けて２戦目は３人プレイで、今度は自分がたくさんの城を建てて勝利しました。裏面のアイルランドも試したいし、次回も遊びたい。

結果
１戦目（スコットランド）：ウサギ　１８１、自分　１７１
２戦目（スコットランド）：自分　１８０、カンカン　１６１、らくだ　１３５



カスカデロ Cascadero
（説明　２０分　プレイ時間　８０分）
これも新作でキックスターターで販売していたゲームです。自分も注文したのですが、この時点ではまだ届いていませんでした。らくださんが手に入れたということで持参してくれました。

運の要素がない「砂漠を越えて」のようなゲームで、手番には任意の空きヘックスに自分のコマを置きます。その結果、コマのつながりが２つ以上だとキャラバンとなり、市場をつなぐと点数になります。面白いのは市場の色とプレイヤーカラーが同じ組み合わせで、各色で進捗度合いを進めていくのですが、自分の色が最終段階まで進んでいないと足切りで敗北になってしまいます。

ゲーム終了は誰かがコマを置き切ったら、あるいは誰かが５０点以上になったらということで、自分がどんどん点数を稼いで５０点を達成し、その時点で他のプレイヤーは全員足切りで敗北となってしまいました。

考える要素が多くて難しいゲームですが、気に入りました。

結果：自分　５０、らくだ　２４、カンカン　２１、ちょこ　１０



ペンギンパーティー Penguin Party （プレイテ版）
（プレイ時間　２０分）
プレイテ版のペンギンパーティーです。１－２ラウンドだけ遊ぶ予定だったのですが、結局フルで４ラウンド遊びました。このバージョンも絵柄が可愛いしチップのデザインも良くて好みです。序盤はさぼさんがリードしていましたが、後半にパーフェクトを決めたカンカンさんの逆転勝利。

結果：カンカン　１、さぼ　３、OliveSea　６、自分　６



サンフランシスコ San Francisco
（説明　１５分　プレイ時間　４５分）
Olive Seaさんのリクエストで、久し振りに「サンフランシスコ」を遊びました。ちょっと細かいルールを忘れていましたが、正しいルールで遊べたと思います。カードを獲得する回数が多いとどんどん苦しくなるのがよくできています。ケーブルカーを狙うつもりはなかったのですが、気がついたらどんどんケーブルカーが多くなっていき、最終的にはOlive Seaさんよりも多くなりました。結果的には同点で、このケーブルカーの数がタイブレークなので自分が勝利しました。高層ビルを１つも建てられなかったのは残念ですが、ルールを忘れないうちにまた遊びたいものです。

結果：自分　１１（１２）、Olive Sea　１１（１１）、カンカン　９
（括弧内はタイブレークのケーブルカーの数）



他には、ウィナーズザークル（２０２３年ダイスツリー版）、ポーレン、アメンラー（ハンスイムグリュック版）、インジーニアス、ラー（２５世紀ゲームズ版）、オリックス、シャルティエが遊ばれていました。はたさんと風太郎さんとは遊べませんでしたが、またの機会に。

次回１１月と次々会１２月は２週連続です。ツイプラは以下。
１１月３０日
https://twipla.jp/events/640645
１２月７日
https://twipla.jp/events/641041