第36回クニツィア会です。会場は神奈川区民館のグループ室ですが、前回同様に13:30-20:30とやはり短めです。参加者は8名でうち新規参加者は2名でした。
出版社で見るクニツィアの第4回はアバクスシュピール Abacusspiele の初期の3種のゲームです。
革命 Revolution (1992年)
ラン Run (1993年)
アン ギャルド En Garde (1993年、1996年)
これ以降は2006年までアバクスからの出版がないので、ここまでを第1期とするのが妥当だと思われます。この3作の特徴はどれも2人用だということ、特に最初の2作はアブストラクトゲームだということです。「革命」はのちに「アトランテオン」としてリメイクされており、また「アンギャルド」は3年後の1996年にアバクス第2版として小箱でリメイクされています。日本ではこの小箱の方が流通していたという記憶があります。「アンギャルド」はその後も複数の出版社からリメイクされ、そのなかにはラベンスバーガー出版で各勝負でルールが変わるというバリアントルールの「デュエル」もあります。今回はこのうち「アンギャルド」と「革命」を遊びました。
なお、個人的な初プレイはリメイクの「ポリーポケット」と「サンライズレーン」の拡張カードです。久し振りに遊んだ「エルドラド」が面白かった。
マウマウ!! ボードゲーム Mau Mau!! Das Brettspiel
(説明 15分 プレイ時間 各25−30分)
複数のプレイヤーからリクエストされたゲームです。「マウマウ」をリクエストされるゲーム会というのもあまりないかもしれません。ウノのようなマウマウというカードゲームをボードゲーム化したもので、おそらく「エルファーラウス」と「エルファーラウスボードゲーム」みたいな関係だと思います。
せっかくの機会なので両面を1回ずつ遊びました。1回目はXがない面で、こちらの方がシンプルです。そして2回目はXの面です。いかにして次のプレイヤーに点数を取らせないか、そして自分が上がるか、というシンプルな面白さがあります。初参加のじゅんさんが強く、どちらもじゅんさんが1位、そしてぴーかんさんが2位でした。
結果
1戦目:じゅん 21、ぴーかん 20、自分 20、ちょこ 13
2戦目:じゅん 26、ぴーかん 15、ちょこ 14、自分 14
ポーリー ポケット 奇妙なペットのいたずら Polly Pocket: Psoty Zwierzaków Dziwaków
(説明 5分 プレイ時間 10分)
「ドラゴンの宝」のポーランド・エグモント版のリメイクです。ポーリーポケットというキャラクターを使っていますがルールは同一と思われます。タイルが大きめで遊びやすいです。何に使うかわからない謎のキャラクターフィギュアが付いていましたが、おまけだと思われます。このゲームを購入時にキャラクターフィギュアを集めて並べるためと思われる組み立て式の棚やポスターがついてきました。
ゲーム自体は「ドラゴンの宝」と同じです。結構得意なゲームなのですが、トミーさんがひたすらドラゴンに当たるペットのキャラクターを集めていって、負けてしまいました。
結果:トミー 19、自分 12、じゅん 11、もと 7
サンライズ レーン Sunrise Lane (ホリブルギルド版) + ダブル パーク Double Park
(説明 15分 プレイ時間 40分)
今回は初めてダブルパークという拡張カードを使いました(写真の手札のいちばん右のカード)。このカードをプレイすることにより、公園を2枚連続で置けます。つまり3マス先が狙い目になるのです。ラッキーなことに自分がこのダブルパークを引いたのですが、色々考えはしたものの使う機会がありませんでした。
序盤の配置を極力抑えて少しずつ手札を育てていったじゅんさんが、高い建物を多く建てて勝利。これは見事でした。
結果:じゅん 87、もと 84、自分 84、トミー 78
エルドラド Wettlauf nach El Dorado (ラベンスバーガー版)
(説明 20分 プレイ時間 50分)
かなり久し振りに遊ぶ「エルドラド」です。面白かったという記憶があった上級の Der Hexenkessel/The Cauldron (大きな釜)を遊びました。拡張入れていません。基本のシナリオではところどころカードを買っていかないといけないのですが、あまり買い過ぎてもレースに出遅れてしまいます。その塩梅が難しいのですが、経験を活かして最低限のカードだけを購入していきゴール。やっぱりエルドラドは面白いですね。まだ遊んでいない拡張もやってみたいです。
結果:自分(勝利)
アン ギャルド En Garde (アバクス初版)
(プレイ時間 30分)
アバクスシュピールの初期のクニツィアのゲームでは一番の傑作だと思う「アンギャルド」です。トミーさんと対戦しました。5点勝負です。まずトミーさんに2本取られて0対2。その後はこちらが2本とって2対2の同点に追いつきました。その後も取られては追いついてを繰り返したのですが、最後はトミーさんに一気に2本取られて敗北。トミーさん強い!
詳細レビュー記事:https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/000887.html#engarde
結果:トミー 5、自分 3
革命 Revolution
(プレイ時間 30分)
続けてアバクスから最初に出版された正方形の白箱シリーズの「革命」を遊びました。これは「アトランテオン」としてリメイクされているので遊んだことがあるプレイヤーも多いと思います。「革命」はボードが紙だったり布だったりと色々なバージョンがあります。「サムライ」を2人で遊ぶようなゲームですが、勝利条件がいくつかあって、それらを天秤にかけながら進めていくのが醍醐味です。
詳細レビュー記事:https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/000940.html
結果:自分 勝利、トミー 敗北
クマさんグミ キャッチミー! Gelini Catch Me!
(プレイ時間 各5分)
「カンガルー」の元になったゲームで、違いは色の数だけです。こちらは9色しかありません。なので覚えやすいかもしれません。後から気づきましたが、こちらのバージョンは4人までだったのですね。2戦遊びました。序盤から終盤の準備をする感じなプレイ感覚が「フォミュラーモーターレーシング」っぽいです。
結果
1戦目:自分 3、もと 2、ぴーかん 2、ちょこ 1、トミー 1
2戦目:トミー 3、ちょこ 2、もと 2、ぴーかん 1、自分 1
分数かるた Vinculum
(プレイ時間 10分)
最後は「分数かるた」です。タイルの背景が分数の大きさの円グラフになっているのですが、それに気がついてもやはり難しいです。これはぴーかんさんの勝利。
結果:ぴーかん 15、自分 13、トミー 8、もと 6、ちょこ 4
他には「謎の地下世界」、「コード破り(日本版)」「スチーブンソンロケット(グレイル版)、「エクスパンダーズ」「市場のお店」が遊ばれていました。あと最後に「ゴールド」も遊ばれていた気がします。
次回は9月14日です。https://twipla.jp/events/628791
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