八丁堀トリックテイキング会 2024.07.27

さやさん主催のトリックテイキング会に参加しました。今回は八丁堀近辺です。



タイム チェイス Time Chase
(説明 20分 プレイ時間 各25分)
TimeChase20240727.JPGタイムトラベルでこれまでのトリックの結果を上書きしたり、切り札を変えたりすることができるという奇抜なゲームです。各トリックにはランダムで時刻が決定し、トリックをプレイする前に今の時刻のトリックを行うのか、それとも時刻を移動するのかを極秘裏に決めることができます。移動が長いほど多くのクリスタルを消費します。

そのあと、各時刻でそれらのプレイヤーだけのトリックテイクを行います。トリックはリードスートと勝ったカードがわかるようになっており、のちに書き換える場合はそこでのリードスートに従わなければなりません。マストフォローなのでフォローできるときには切り札は出せないのです。なお、リードよりも低いカードでフォローした場合にはクリスタルを獲得できます。これは良いルールだと思います。

切り札表示カードは時刻0の場所にあり、ここに行くと切り札を変えることができます。ただし2人以上だと同時出しで数値が高い方のスートが切り札になり、また同じスートだと切り札は無くなります。かなり同時出しになることが多く、ここでのバッティングがどうにもならないので今ひとつかなあと思いますが、他に良い方法がないのかもしれません。

こうして先に3トリックを獲得したプレイヤーが勝ちます。かなり潰し合いの要素も多いので、2回3回目になるとどうなるのかわかりませんが、今回は新鮮味もあって楽しめました。過去を変えたらその前提で現在も変わる、という方が面白いかもしれませんがゲームにするのは難しそうですね。あとは、先にカードを出して(トリックをして)から時刻を決めるとどうなるのかも興味があります。

結果
1戦目:スコット 3、みつる 2、マルベリー 2、自分 1、アンチョビ 0
2戦目:マルベリー 3、みつる 2、自分 2、アンチョビ 1、スコット 0



ニャー Meow (クラニオクリエーションズ版)
(プレイ時間 20分)
結構久し振りに遊ぶ「ニャー」です。今回使用したのはクラニオ版で、様々な言語のルールが入ってます。人数に合わMeow20240727.JPGせてカードを取り除きました。やはりこの方が戦略的で良いと思います。見かけによらずプラス点にするのが難しいゲームで、今回もプラスはアンチョビさんだけ。あとは0点以下でした。自分はマイナスを捨てられる魚チップを2枚も得たのですが、マイナスもプラスもなかったので意味がなかったです。

結果:アンチョビ 1、みつる 0、自分 0、マルベリー -6、スコット -23



勝利と名声と Victory & Honor
(説明 各5-20分 プレイ時間 各70-75分)
Victory&Honor20240727.JPG久し振りに遊ぶ「勝利と名声と」です。ルールブックが難しいのですが、説明の間ずっと「これは傑作だ」と言い続けるはっくつさんが活き活きとしていました。ルールブックが良く言えば丁寧、悪く言えば冗長で、全体を理解するのが難しく、以下の点を間違えてプレイしていました。

1.フェイズが終わるのは、右中左のすべてのポジションが埋まっているプレイヤーに対してしかカードをプレイできない時です。このプレイヤーから順に時計回りに手札から開いているポジションをすべて埋めていきます。
2.またフェイズが終わった後では、まず爆弾を処理し、そのあと切り札による勝利判定、さらにそのあとでポジションでの最後の7のカードでの勝利判定をします。
これ以外は正しく遊べたのではと思います。
まず、練習として個人戦を1ラウンド(3フェイズ分)行い、そのあと本番のペア戦を行いました。1戦目はかなり大差で我がチームが敗北。

2戦目は「七つの印」のあとで遊びました。自分と組んだマルベリーさんがなんと1スート10枚すべてのカードをとって21点。論理的に21点だとは説明したものの実際に見るのは初めてです。3ラウンド目まではリードしていたものの、4ラウンド目で逆転されてしまい、なんと1点差で負けてしまいました。

テーマやパッケージでかなり損をしているゲームだと思います。トリックテイク好きが多くなった時代に、適切なテーマで再販すればかなりヒットするのでは? 次回は名誉カードも含めて遊んでみたいものです。

結果
1戦目:はっくつ&アンチョビ 136、自分&もる沢 81
2戦目:しいたけ&みつる 120、マルベリー&自分 119



七つの印 Die Sieben Siegel
(説明 5分 プレイ時間 45分)
SiebenSiegel20240727.JPG昔遊んだことがありますが、「シャットザブックス」に似ているということでもう1回遊んでみたかったゲームです。どのスートで何トリック取るかを決めるところは似ています。しかし違いも多く、「シャットザブックス」は数字でもトリックをとることを指定でき、手札を使って全員同時に示すのに対し、「七つの印」はスートのみで順番にチップを取っていきます。また、みんなの邪魔をするという役割を選ぶこともできます。

得点方式は「七つの印」のほうがよくできていると思います。なかなか思うようにいかず、最下位。

結果:なおき 9、しいたけ 10、アンチョビ 11、自分 24



ここで再び「勝利と名声と」を遊びました(結果は前述)



アカデミー Academy
(説明 5分 プレイ時間 40分)
Academy20240727.JPGやたらと特殊能力テキストがあるトリックテイキングです。基本的には2人対1人になり、相手チームよりも多くのトリックを取るのが目的です。1人のチームは切り札か今回の特殊能力かどちらかを決められます。残りの1人は個人の目標(色々なスートでのトリックを取る)を達成することを目指します。何ディールか行って3点を獲得した後に紫7のカードをトリックで取れば勝利します。

おそらく特殊能力を使いこなせるようになればもう少し楽しめるのかもしれません。割とよくあるルールの組み合わせで新鮮味を感じず、自分はあまり面白さを感じませんでした。最後は全員3点になり、そんななかで首尾よく紫7を獲得したハッチさんの勝利。

結果:ハッチ 3(勝利)、スコット 3、もる沢 3、自分 3



ノコスダイス Nokosu Dice
(プレイ時間 40分)
NokosuDice20240727.JPGダイスとカードの両方が手札という「ノコスダイス」です。各ディールの最初にダイスを10個振り、順番にダイスを手札としてドラフトしていきます。最後に残った1個が数字と色と共に切り札を示すので、それを考えながらダイスを取っていくのが悩ましくも面白いです。

マストフォローのトリックテイクですが、自分のダイスのうち使うのは2個まで。残った1個のダイスは自分のトリック数の宣言になります。ここも悩ましいところです。なお、同数値のトリックは後出しがちです。この後出し勝ちというのがかなり曲者です。先出し勝ちの方が読みやすいので、あえてこうしているのかもしれません。さやさんが強く、ダブルスコアで負けてしまいました。さすが!

結果:さや 52、自分 26、もる沢 18



Results20240727.JPG半分本気で「カナスタをやりたい」と言っていたのですが、さすがにトリックテイキングではないので、トラタロ会かラミー会(そんなのがあれば、ですが)で遊ぶことにします。またトリックテイキング会を定期的に開催してほしいです。

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