横浜クニツィア会 2024.07.21

ProLigno20240721.JPG第35回クニツィア会です。久し振りの日曜開催で、区民館が17時で閉館するのため9:30-16:30といつもより短めです。参加者は8名でした。

出版順に特定の出版社をいくつか遊ぶという「出版社で見るクニツィア」という企画の3回目は、プロリグノ Pro Ligno の1991年から1996年までの5種類6ゲームです。知る限りではこれらがプロリグノから出版されたクニツィアのゲームのすべてです。

コンプリカ Complica(1991年)
プリズマ Prisma(1991年)
ピラミッド Pyramido(1991年)
カテナ Catena(1992年)
ゲーム全格納庫 Allerey Spieleray(1994年)
ピラミッド Pyramido (木箱版)(1996年)

最初の4ゲームはすべてピンク色の箱に入っており、製品番号101-104とシリアルナンバーがついています。また「ゲーム全格納庫」には「王宮にて Am Hofe des Königs」「ギルドの石 Der Stein der Zünfte」、「コントラ Contra」、「シャッンツェン Schanzen」、「食べ物と飲み物 Um Speis' und Trank」、「蹄鉄ゲーム Das Hufeisenspiel」、の合計6種類のゲームが収納されています。特徴的なのは2人用アブストラクトゲームの数が多いことで、「コンプリカ」「プリズマ」「ピラミッド」「ギルドの石」「コントラ」は全てこれに該当します。特に「ピラミッド」はよくできていて、木箱の豪華版が出る理由もわかります。また、「シャンツェン」「飲み物と食べ物」はそれぞれ「ヘックメック」「ポリネシア」の元になったゲームと言えますし、「王宮にて」はシュピールボックスの「ホモプフィフィカス」を製品化したものと言えます。近年の動きとしては「カテナ」が「コニック」としてコロコロ堂からリメイクされる予定です。

今回は、この中から「カテナ」を遊びました。他には「コンプリカ」「ピラミッド(木箱版)」が遊ばれていました。


個人的な初プレイゲームはありませんが、久し振りに「ドラゴンズランド」や「ベロ」が遊べたのは良かったです。




カテナ Catena
(プレイ時間 15分)
Catena20240721.JPGプロリグノのピンクの箱シリーズ第4弾で、104と番号が振ってあります。このシリーズでは唯一アブストラクトではないゲームで、多人数でのシンプルな読み合いのゲームです。各プレイヤーは0-10と*の12枚のディスクを持ち、1枚選んで同時に出して最も高い数値のプレイヤーがボードに置くことができます。負けたプレイヤーはそれらのディスクは破棄されてしまうのです。これがつらいところですが0だけは必ず負ける代わりに何度でも使えます。また、1は10に勝つとか*だと後出しができるとか、同数値だと決着がつくまでプレイオフをするとか、良いルールがたくさん含まれています。

なかなか勝てたことがなく、いつもディスクを使いすぎて最後は選択肢がなくなってしまいます。もう少しペース配分をしたほうが良いのですが、難しいですね。初参加の天空のうさぎさんの勝利。

結果:天空の兎 6、ぴーかん 5、スコット 3、自分 2



ピューマフィア Pumafiosi (通常版)
(説明 5分 プレイ時間 40分)
Pumafiosi20240721.JPG手札運があるものの、どのタイミングでどのカードをプレイするかという上手い立ち回りが要求されるゲームです。だいぶカードの出し方がわかってきました。2ディール目くらいまでは優勢だったと思うのですが、最後にはぴーかんさんに抜かれてしまいました。

結果:ぴーかん 39、スコット 32、自分 32、天空の兎 27



ナクベの秘宝 Treasures of Nakbe
(説明 15分 プレイ時間 35分)
TreasuresOfNakbe20240721.JPG「ドラゴンの宝石」のリメイクですが、ルールが増えて面白くなっています。しかしすっかり忘れており、ウサギさんが説明をしてくれました。蛇のルールや川のルール、そして近道など楽しい仕掛けがたくさんあります。7人まで遊べるのも良いところですね。

結果:ぴーかん 40、自分 30、ウサギ 29、天空の兎 27、さぼ 26、もと 23、スコット 23



ベロ Bello
(プレイ時間 10分)
Bello20240721.JPGぴーかんさんのリクエストです。同じ犬が出てきたら「ベロ」と言ってカードを取りますが、そのとき犬の名前カードももらわなければなりません。以降、このプレイヤーだけは該当する犬は名前で呼ばなければならないのです。つまり勝てば勝つほど難しくなります。

得手不得手があるゲームですが「トラベルライフ」では振るわなかったぴーかんさんが、このゲームは強かったです。

結果:ぴーかん 14、ウサギ 9、自分 8、天空の兎 5、スコット 5、もと 2、さぼ 0



ドラゴンズランド Drachenland
(プレイ時間 70分)
Drachenland20240721.JPG2002年にラベンスバーガーから出版された子供向けのゲームです。付属のダイスタワーが特徴的です。ダイスで自分の3色3つのコマを動かして宝石や卵を集めていくゲームですが、セットコレクションなので3種の宝石と卵1つからなる4つのセットを多く作れば高得点につながります。しかし、自分の3色のコマそれぞれにリングをかぶせなければならず、ゲーム終了時までにそれが達成できていなければコマの色と同色の宝石をすべて捨てなければなりません。

ゲームの終盤が一気にせまってきて、自分は1色だけ捨てる羽目になり最下位でした。思ったのですが、ワイルドに当たる透明な宝石は捨てないので、リングを取り損ねてもワイルドをたくさん集めればなんとかなるのかもしれませんね。

ルールが色々とあやふやなところが多かったので、ちゃんと調べてもう1回遊びたいと思います。

結果:スコット 41、もと 40、ミズキ 32、自分 17



タージマハル Taj Mahal (リオグランデ新版)
(プレイ時間 75分)
TadschMahal20240721.JPGさぼさんのリクエストで持ち込みました。今回はアバクス版で、八角形タイルに象の絵が描いてあるわかりやすい版です。初期手札のカードのスートがかなりバラバラだったので、1ラウンド目ではしゃがんでカードを3枚増やしました。しかしこれで出遅れてしまったような気がします。今思えばあまり良いやり方ではなかったかもしれません。この辺だろうとおもう妥協点よりも常に誰かに上を行かれるという展開で、カードを消費するだけして何ももらえないことが多いという情けない展開でした。だいぶタージマハルの勘が鈍ってしまったのかもしれません。

中盤以降は圧倒的な強さで、そのまま天空の兎さんの勝利。スコットさんは最後には特殊カード4枚を全て自分のものにしていましたが2位。

結果:天空の兎 56、スコット 46、さぼ 32、自分 29



Results20240721.JPG他には「コンプリカ」「ピラミッド(木箱版)」「パラッツォ」「カリバ(ゴリアテ版&ヘルベチク版)」「ポリネシア」「スワット!」「ゴールド」が遊ばれていました。ぴーかんさんと天空の兎さんの勝率が高かったです。自分は今回は全敗でした。

終了後は8人みんなで早めの夕食会をしました。いつも夜9時近くまで遊んでいますが、たまには日曜開催にして5時以降は食事会というのも良いですね。

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